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「コスパ」「タイパ」の時代は終わる。

【コスパ・タイパは終わった】
コスパ、タイパをいうなら、自分がやらなくていい。今はAIがある。自分がやったように見せて、成果を自分がいただく、というようなAIの使い方も終わる。AIがそれをうまくやることをみんなが知るからだ。AIは訓練して身につける「芸」を、徹底的に合理化し、人がやる仕事を大幅に減らす。この未来は間違いなくやってくる。簡単に言えばコスパやタイパが気になるような仕事はAIのほうが確実にうまくやる。正確で早く。

【今までの人間の仕事とは】
「コスパ」「タイパ」が意味を持つ仕事とは簡単に言えばお金に関する仕事だ。お金を儲けるには、「入るものをできるだけ多く」「出ていくものをできるだけ少なく」ということになるが、これはAIがやってしまう。人間の出る幕はない。しかし、そういう仕事とは「やることが決まっている仕事」「成果がなんで測られるかわかっている仕事」だ。

【これからの人間の仕事とは】
人間がこれからしなければならないこととは、これまで社会にあったものではない。人間の社会にあるものは、長い歴史でできて来たものだから、みんなありがたがるし、欲しがる。だが、それは人間の今の社会に蓄積しており、AIはそれらを一瞬にして大量に覚え込み、応用し、それを使って発展することも覚えるに違いない。だから、いま、人間がやるべきこととは、この世の中にあって認められていることではなく、全く世の中に認められてはいないが、自分の確信で「これは必要になるぞ」「これは面白い」というものなのではないだろうか?これから人に残されたものとは「人の現在の社会を拡張するもの」であって、これまでにないもの、ということになる。

【実は昔もあったんだな】
実は、私がインターネットに最初に触ったときもそうだった。いまはインターネットがあって当たり前だが、30年前、それはなかった。スマホもなかったし、PCは「机の上でどこにもつながっていない考えることを補助する機械」だった。最初はExcel(最初の表計算ソフトはExcelではなかったが)のような表計算をする機械だった。その時「なかったもの」はもちろんその時、世の中に認められていないし、今後それが世の中の認知が得られるかどうかさえわからないものだった。でも「こんなことができるなら将来はあるぞ」と僕らは確信して、やり始めた。当然、最初は周りの誰も、僕らが確信していることは、全くわからなかった。

【「AIができない新しいこと」とは?】
AIができない新しいこととは、要するにやろうと思うと、そんなことになる。誰にも認められないし、誰も価値がわからなくて、名前もない。だから、みんな認知できない。将来だってわからない。そんなものを、興味と関心のままに、やってみよう。いや、それしか、人のやることはなくなっていくだろう。

Good Luck!

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