あなたを支配するための「洗脳」の話
【洗脳はこうやって行われる、という動画】
こういう話は、しっかり勉強しておくといいですね。いわゆる「洗脳」の仕組みについて、動画でわかりやすく解説されているので、いわゆる「ブラック企業」からの逃げ方にも参考になるよ。
【洗脳を実際に行う組織とは】
新興の宗教団体、自己啓発セミナー、軍隊なども、こういう洗脳を行う組織として、最近は認知が進んでいるんだな。もちろん、今話題の企業でも行われているわけなんだが、要するに「国家社会と言う<企業などの組織よりも広い社会>とは、違う価値観を持った人間の塊を作るための方法論」なんですね。だから、かつての左翼や新左翼団体でも、また、右翼の団体でも同じようなことがあったわけです。
【映画はわかりやすい】
洗脳(Brain Washing)を語るとき、良く引き合いに出されるのが、スタンリー・キューブリック監督の映画「フルメタル・ジャケット」だ。この映画の中では、平和でのんびりとした環境で育った米国の若者を、命のやり取りが日常となる、全く価値観が異なる、ベトナム戦争の「戦場」に引っ張り出すために行われる「事前教育」が非常に有名な「洗脳」の場面として出てくる。ここに出演する教官は、本当に米軍で新入兵の教官をしていた人だそうで、その演技は確かにすごかった。いやね、いま話題のブラック企業以上ですよ。あれは。
【洗脳する集団や地域はなくならないから】
この全てに「こういうことがあるから関わらないようにしよう」では、実は人間社会は生きて行けないこともあるので、こういうものを自分の考えをしっかり持った上で、冷ややかに冷静に見つめて「ここではもういられないな」となれば、さっさと別のところに行くことがいいんだよね(それが理想)。
【「最初に」「違和感」を感じたら逃げろ】
「自分の考えをしっかり持って」というのは、じつはみんなそれぞれに子供の頃からの教育で持っているものなのだが、言葉や理屈で表現できないこと、というだけのことがある。その場合は「この人たちへの違和感」「この場への違和感」というように、それは感じられるはずだから「なんだかなぁ」と思ったら、さっさと別の所に行くことを考えよう。
【実は「洗脳」は社会を作っている】
その「自分の許容線」を大切にし、客観的に物事を見る目を持つことが実は重要なんだな。完全にこういうものがあることを否定し、世の中から消し去ろうとするのではなく、ね。なぜかというと、私達が今生きているこの社会は人間の組織で成り立っているけれども、人間の組織というものは結局は人間どうしのコミュニケーションで成り立つものなので、そこにある「ゆるぎない前提」を構成員の全てが持つ「閉域」を作って(←「洗脳」して)、人間社会を維持していく、というものだからだね。そうやって人間は社会を作って集団で生きてきたから、ですね。「洗脳」の仕組みは人間の作る社会の「原理」みたいなものなんだな。
【「マウントを取る」を拒否する方法】
まず必要なのは「マウントを取る」ような人間はこれをしようとしているので、そういう人や団体は避けること。なにかさせたいのであれば、カネをよこせ、とはっきり言うこと。カネがよこせないなら、他のものでよこせ、とはっきり言うことが必要だね。
【洗脳の方法は簡単な3ステップ】
人間の洗脳の方法は、簡単なんだな。
1.まず、これまで生きてきた周囲の環境を断絶すること。
2.徹底的に本人に「お前はダメなやつだ」を叩き込んで「自信を奪う」こと。
3.最後に、空っぽになった頭に新しい価値観を「繰り返し」叩き込むこと。
この動画は、その解説動画なんだね。これは宗教学者の島田裕巳くんも言ってたけどね。彼の昔の著書「洗脳体験」にも、同じことが書いてあるから、興味ある人は読むといいよ。
【営業もマルチ商法も同じ】
つまり、これってさ、人を一ヶ所に集めて「閉じた空間」を作って買う人を納得させるマルチ商法の営業とか、二人っきりの空間を作る「対面での営業」なんかでも同じなんだよね。「本当は必要ない物を売る」っていう営業を仕事にする人には、常識みたいなことだけれどね。ほら、そういう場面だと良く「これまでの常識は捨ててください」ってのを良く言うでしょ。あれは、現在あなたがいる社会のその場所から切り離して隔離するキーになるフレーズなんだな。つまり「第一段階」。そして、そんな今までの常識を信じているあなたはダメ、と続く。あるいは匂わす。これが第二段階。その後「実はこの商品は」という「新しい知識を吹き込む」というのが、第三段階。ほら、同じでしょ。
【広大な閉域で行われる「洗脳」とは】
この「三段階」を、地域という閉域で人間社会は行ってきたんだな。それが「国家」とか「地域政府」なんだね。それがインターネットでこの閉域を作る垣根が取り払われた。しかし、国家などの地域政府の歴史は数千年あったので、今さらそれを変えることは、新しいグローバルな価値観を人間の歴史に作る、ということになる。それができるかどうか?が、人間社会のこれからを決めるのだろう。とは言うものの、これまでの「閉域的な地域思考」が地球レベルで大きくなっただけ、と考える事もできるわけだね。要するに「より広域な閉域」での「3.」で使われる新しい価値観ができるかどうか?だが、それが「環境」「LGBTQ」だったりするんだね。しかし、この流れについていけない「旧来の小さな閉域」が、「グローバル化に遅れた地域」となって、他の地域のコミュニティとのコミュニケーションが図れず、生存の保証ができない、ってことになるんだよね。
そんな感じじゃないかね?
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