負荷をコントロールできる自由と責任
ジョブ型雇用を進める動きがあると言う。適用できる職種・職務や対応できると考える企業は導入を進めていいと思うが、全体への適用は難しい様です。
現行の法制度や評価制度、人事規定など見直す必要が多くあり簡単では無いのだと思います。そこまでして進める事に意味があるのか考えてみたいと思います。
そもそも、働き方や職務が多様化している現代において時間で管理するスタイルが時代遅れな感じがするのは、未だに満員電車に揺られなくてはならない事を考えると正しい認識の様に思います。
多様化しているならジョブ型とか言うのもどうなのか…
最近、コーチとして活動して感じたことは会社員の頃に比べて、仕事を選ぶ自由があること。どんなところが自由かと言うと、自分にかかる負荷をコントロールできる、時間のコントロールができる、場所のコントロールができるなど、自己の責任においてコントロールができる点だと思います。
また、負荷をコントロールと書きましたが、これは物理的な負荷(長時間労働など)よりも精神的な負荷(いわゆるストレス、やりたくない仕事、意に沿わない仕事)のコントロールができており、意欲的に仕事に取り組み、結果生産性が上がっていると感じています。
3ヶ月休み無しで働いてもいいんです。仕事していると楽しいので。ですが、その後1ヶ月の休暇をとり心身共にリフレッシュして、次の仕事に取り掛かりたい。そんな仕事のスタイルがあっていいと思っています。
極端な話、現状で様々な法規制のためジョブ型を取り入れるのが難しいのなら、みんな個人事業主・フリーランスとして個人的に契約すれば良い。それにリスクがあり将来が不安だと考えるならこれまで通り勤めていけば良いのでは無いかと思う。
ただそれでも時間管理は一部のみで有効な管理方法で、それ以外の管理指標が必要であることは間違い無いでしょう。ジョブ型では職務規定に定められた成果を出せば良いですが、これまで通りと考えるとそれも十分に機能するか(しているか)怪しいものです。
独立・起業しないのであれば、これまでの枠組みの中で現代に合わせた、雇用制度、評価制度を再構築する方が現実的に思います。ジョブ型とかメンバーシップ型ではなく、日本の雇用制度として都合よく作れれば良いのでは無いでしょうか?
それは、ある程度の時間的管理(仕事量のコントロールとして)と品質指標、効率指標が確立できれば、しっかり効率的に短時間で働いても成果が出せるし、時間がかかっても高品質であれば業務の成果として認めることが出来そうです。
ジョブ型の推進なら、個人事業主、フリーランスとして活躍すれば良い。
これまで通りとするなら、品質、効率を指標として業務を行えば良い。
いずれの場合でも、これまで以上に情報の取り扱い(機密、個人情報などなど)は大変になるでしょうが、ここはIT技術に期待して良いでしょう。
そんなわけで、無理にジョブ型へ移行しなくても良さそうだし、やっていける自信がある人たちは今からジョブ型として自由に仕事してみてはいかがでしょうか?
いただいたサポートはより良い写真撮影のための機材購入に充てたいと思います。撮影した写真はココでどんどん公開します!