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Group CoachingとかTeam Coachingとか
コーチングを学んで気がついた!として、最近感じている複数人へ同時にコーチングすることについて書いておきたい。
複数人へのコーチングはグループコーチングやチームコーチングとして紹介されている。いずれにしても集団が目標に向かって進むことを支援する取り組みと言える。
私の中では以下のように定義している
グループコーチングは同じ目標やテーマを持ちながら異なる立場にいる不特定多数(と言っても10人までにしたい)を同時に相手にするコーチング
チームコーチングは同じ目標やテーマを持ち、それを達成したい組織(プロジェクトのような形とか)に属する人達を同時に相手にするコーチング
いずれにしても複数人を同時に相手してコーチングを行うことに変わりはないのですが、アプローチの仕方や話の進め方はずいぶん違うとも感じている。とは言え、今のところは私の定義するところのグループコーチングの機会の方が多い。チームコーチングしたいよ、募集中です。
まず注意していることは、グループ・チームコーチングを行う際には、ファシリテーションやコンサルティングの要素は必要だけど、そこはあくまで話を円滑に進めるためで、議論や意見を広げて、深堀りすることはコーチングなのだと言うこと。
これはマンツーマンでセッションをする時と同じで気づきを促すための取り組みと言える。
また、マンツーマンコーチングでは発生しない、もしくはクライアントの内で発生しているけどコーチからは見えないことが表に現れてくることも注意している。例えば対立、分断、無責任などなど。
この辺りは様々なツールやワークショップを行うことでコーチにも見えるし、参加者にもよく見える。上手く活用して対立を解決したり、結束を促したり、ルールを作ったりと言った具合に、個人の思考が整理されるようにチーム内が整理されることを促している。
やっていることはコーチングなのだから、行動することに意味がある点も変わらない。
なので、チームやグループの能力を最大限に引き出し、自発的に行動できるようになると、マンツーマンコーチング以上にコーチは途中で必要なくなるのでは無いかと思う。チーム内・グループ内でしっかりと議論し行動すれば良いのだから。
そんな理想的な状態にできるように、気にする点はまだまだ沢山ありコーチとして学ぶ事が必要だとも感じています。
グループやチームでのコーチングを見ていると、個人の脳の中で繰り広げられている対話や合意、内省や振り返りがメンバー間のやり取りで見えるように感じるのでグループやチームの脳をリアルに見れて興味深い。
世の中には様々な組織開発の手法があるが、コーチングはチームにもグループにも有効な一味違う関わり方だと思うようになった。
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