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「笑える革命」に学ぶ求人記事の作り方

ここ大事 覚えておこうと 貼るけれど
大事が分からぬ 付箋の山脈(字余り)

何言ってるのかって?こういうことです。

夢中でペタペタ貼ったは良いものの、枚数が多すぎて結局どこが大事なのかよく分からなくなるって言う。皆さん、こういうことありませんか。私はよくあります。

付箋が貼られている本のタイトルは、「笑える革命」。認知症の人たちがホールで働くレストラン「注文をまちがえる料理店」を企画した小国士朗さんの本です。

「どれだけ大切なことだったとしても、伝わらなければ存在しないのと同じ」番組の視聴率に向き合ってきた元NHKディレクターの小国さんが、伝わるコンテンツのコツを書いてくださっています。

その中で、DRIVEキャリアの求人記事と一緒だな・・と思ったことを1つだけご紹介します。

大義が人を巻き込む

小国さんが、妹のために介助犬の育成をしている女性訓練士を取材しようとした時のこと。取材を断られた小国さんに、上司が次のように声をかけたそうです。

「今、なぜ、これを伝えるのか。その視点が足りてないんじゃないの?」

『笑える革命』光文社 著者;小国士朗

取材したい、という個人的な情熱はあったものの「大義」がなかった、と小国さんは振り返ります。

「自分が大切だと思うことを、熱量をもって伝える」。こうした独りよがりな姿勢では客観性がまったくなく、何を言っても誰からも信用されません。ある意味で、ものすごく引いた視点を持っている人が「大切だ」と言うからこそ、視聴者が聞く耳を持ってくれる。

『笑える革命』光文社 著者;小国士朗

これは「視聴者」を「求職者」に置き換えても同じことが言えるのではないでしょうか。

よくあるレンガ職人の話で例えるなら、「レンガを積み上げる仲間募集!」よりも「後世に残る大聖堂を共に作り上げる仲間募集」の方が「なぜ、自分が関わるのか」求職者の方の納得が得やすいです。(レンガ積み大好き♪という人は別ですが)

具体的に取り組む仕事から世の中を俯瞰した視点まで、視座を上下に幅広く移動できると、魅力的な求人記事になるのでは?と思います。

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乗越 貴子@ DRIVEキャリア事務局
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