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【読書】~あなたを疲れから救う~休養学 片野秀樹
一緒に仕事をしている保健師さんから勧められ、手に取りました。産業医として、働く方と向き合う時に「疲れ」に目を向けることは大切なことだと感じています。項目ごとがとても短く、重要なことがわかりやすくまとまっているので、忙しい方が読むには最適な本です。
「疲れ」を理解することも重要だなと思うので、おススメの一冊
本の概要
日本人の多くが疲労を感じていること、そのために本来持っている能力を発揮することができていないのではないかという問いかけからスタートします。そこから、休養の必要性、さらには「寝る」だけではない休養の仕方も提案してくれる1冊です。
私自身、日頃、「疲れている」と感じることは少なからずあります。とても参考になる1冊と感じました。
私の休み方
私の日常は、産業医として日々、色々な企業に訪問させていただいております。業務は衛生委員会や職場巡視、面談などが中心です。
判断力、集中力が必要で、疲労もそれなりに感じます。でも、日々良い状態でいるために、休息もしっかりとることを意識しています。
本を通して気が付いた私の休息は「寝ること」「編物」「ピラティス」だなと感じています。
寝ること
私の休息のまず第一は…「寝ること」
疲れがひどい時には、少しでも早く眠ることを意識しています。
眠れそうにないかもと思っても、横になる時もあります。
1日7時間を意識して眠るようにしています。できるだけ決まった時間に睡眠を取ることを意識し、日中の時間配分も考えてます。
朝、目覚めた時に、今日の自分自身の調子を測ることもできるので、時間を決めた睡眠の重要性を感じてます。
編物
本格的な冬が始まる前に仕上げたい! pic.twitter.com/FMrcypgWL1
— のり🐒⛰🐒@檜原ライフスタイルラボ (@norimaru_n) November 16, 2024
編物は私自身の心の調整のために必要不可欠なものです。無心に編物に向き合うと、色々なもやもやが少しずつ、解消していくような感覚があります。編物は一定のリズムで進んでいくので、他の事を考えにくくなり、さらに気持ちがだんだん落ち着いてくる感覚になります。
また、編み進めていくうちに、だんだん形になっていくと、楽しみにもなるし、自分自身の「できるぞ」という自信のようなものを積みあがっていき、他の事にもチャレンジすることをできそうという気持ちもサポートしてくれているように感じます。
ピラティス
ピラティスを始めて2年ほどになります。週に1回1時間、トレーニングを継続しています。
始めた当初は、できない動きも数多くありました。筋力の弱い箇所への気づき、できなかった動きができるようになる…
1年と少し継続してきたころから、悩ましかった肩こりや腰痛が改善してきました。姿勢も改善してきたようです。
改善したことを感じることができることで、継続でき、さらに運動量のサポートになり、体にある疲労が抜けていくような感覚が好きで継続できています。
檜原で過ごすこと
自宅がある檜原村は、緑が豊かな場所です。弊社が運営する「Oine Village」をぐるっと一周したり、ただ、ぼーっと座るだけで、日頃の慌しい気持ちが安らいでいくように思います。
「何もしない」という時間の重要性を最近、感じています。そこで、力を蓄えることができているように感じます。
本を通して、休養を改めて考える
この本を読んでみて、休養をただ眠るだけということが休みということではないことに気づきました。
趣味を楽しんだり、運動したり…ということが、休息につながることがわかりました。また、それが複数のものがあることが大事だと感じます。
色んな場面で活用できる休息方法を持つことで、自らのエネルギーを保ち続けることができ、より健康的な日々を過ごし、仕事の成果を上げることができるのだと思います。
働く人をサポートする産業医としてもおススメの一冊。
気になる方は、ぜひ。