安曇野と東京に暮らす〜2拠点生活という暮らし方〜
こんにちは。前回に引き続き2拠点生活について書きたいと思います。
今回は、安曇野に住んでいた頃のまとめです。
安曇野には秋から春先にかけておよそ8ヶ月滞在していました。
滞在先は「旅鳥」というシェアハウス。書ききれないほどの経験をさせてもらいましたが、今回はその生活の一部をシェアします。
簡単な自己紹介
兵庫県宝塚市出身。(他のところでは大阪って言ったかもw転勤族だと出身ってどこを言えばいいのかな。と毎回悩みます。)
大学卒業後、NTT DATAに就職。
ITだけではなくより広い選択肢をクライアントに提供したい!とコンサルティングファームへ転職。気がつけばコンサル生活も5年目に突入しております。
コンサル業の傍ら、キャリアコンサルタントとして自分の事業も立ち上げています。
根っからの都会大好きっ子で、私が田舎で生活するとは自分自身も周りも1mmも思
っていなかったです。ついでに言うと一人の時間が大好きすぎてシェアハウスに住む日が来るとも思っていなかったです。人生とは何が起こるかわからないものですね。
もっと自然に囲まれて生活したい
2拠点生活を考え始めたきっかけは、外出制限により始まったリモートワークでした。当時住んでいた東京の家は、丸の内のオフィスから近く、どこに行くにも便利であることを最優先に選んだ1Kの狭い部屋。
そのため、1日中家で仕事をするとなると「やっぱり狭い!!」。1日の終わりに散歩しようにも、どこを歩いてもアスファルト。
ずっと家にいるのであれば、もっと広くて、空気も水も美味しい、散歩が楽しくなるような自然に囲まれた場所で生活したい。そう思ったのがきっかけです。
2拠点生活の決め手は安曇野の風景と心豊かな生活
シェアハウスを始めたばかりの「旅鳥」に見学しに行きました。
雄大な山々、目の前に広がる田んぼ、贅沢な土地の使い方をしている家々。
そして、そこで出会った皆さんが、穏やかにゆったりと時間を過ごしている姿に
「あーー豊かだな。」と心奪われたのを今でも覚えています。
いきなり降り始めた夕立の後に「カエルだ!プー子(ニワトリ)にあげよう!」って大人がこぞってカエルを捕獲し始めるという衝撃の一幕もw
東京では見たことのない出来事に今までの価値観がガラガラと音を立てて崩れていくのを感じました。
車の運転もほぼしたことない状態でレンタカーを借り、そして、、、、擦る。。
落ち込む私を甘いケーキで慰めてくれた周りの人には感謝しかないです。
初めての安曇野は出会うもの全てが感動的でした。
そして、絶対にここに住むと心に誓って帰京しました。
安曇野の暮らし
旅鳥の見学から4ヶ月。私の旅鳥での生活が始まりました。
東京と安曇野で月の半分ぐらいを過ごす。そんな生活です。
移動は、バス、特急あずさとローカル線、新幹線とローカル線と様々試しましたが、最終的に新幹線とローカル線での行き来に落ち着きました。
やっている仕事は東京でも安曇野でも変わりません。働く時間もあまり変わらなかったと思います。稲穂がなびく田んぼを眺めながら東京のクライアントに向けてDXについて考える日々。
囲まれている景色や日々接する人がガラッと変わると、仕事一色だった毎日に、仕事の話をしない時間、仕事のことを考えない時間ができ、暮らしに余白ができました。
「移住しないの?」「ずっと安曇野にいたらいいんじゃないの?」と聞いてくれる方もいたのですが、東京での生活も大好きで安曇野の生活も大好き。どちらかに絞るなんていうことはできなかったです。両方あるからどちらも楽しめる。2拠点生活ってなんて贅沢な生活なんだ!!というのが気づきでした。
強烈に四季を感じる日々
安曇野の自然の美しさは言葉では言い表せません。来て、見て、体感してください。毎朝起きて、外の景色を見るのが楽しみで、外の景色を見るだけで最高に幸せな気分になりました。
本気で人生を楽しむ大人たちとの出会い
初めての2拠点生活。やはりここでの素敵な大人たちとの出会いがなければ、ここまで楽しみ尽くせなかったと思います。途中で諦めて東京1拠点生活に戻っていたかもしれません。旅鳥・MIGRANT界隈に集まる人たちは本気で心から人生を楽しんでいる人が多かったです。
遊びも仕事も本気。
みんなが純粋に楽しいことを楽しいって言って真剣に取り組んでるし、会社とか、肩書きとか、そう言うものに縛られていない人が多くて、一言で言うと「自然体」。旅鳥には、そんな一緒にいて気持ちのいい人が集まっているって言うのが私の印象です。
私はどう人生を楽しもう。と考えさせられ、出会った人たちから人生の楽しみ方を学びました。気がつけば10年近く遠ざかっていたスキーを再開し、向かないだろうなと思っていた山登りをするようになっていました!
旅鳥を巣立った私
いろんな経験をさせてくれた旅鳥での生活ですが、8ヶ月ほど経った時に退去しました。
いろんな事情はあったのですが、「この素敵な場所を他の人にも体験してほしい。」そんな気持ちもあり、まぁいい時期かな。と。
その後、友人に教えてもらった「おためしナガノ」に応募し、塩尻市に拠点を移します。
巣立った後も、何かと旅鳥に遊びに行きます。やっぱりこの場所が大好きなんですよね。
2拠点生活だけど家を買いました!
すっかり2拠点生活にハマり、「長野に家が欲しい」という気持ちに。
そして、内覧3件目で私の求めていた条件にぴったりの家を見つけ、家探しを始めてから3ヶ月後には家を購入していました。
人生何が起こるかわからないものですね。(改めて)笑
ここについてはまた別の機会に記事にしたいと思います。
最後に
数年前には想いにもよらなかったリモートで仕事をするという働き方がグッと私の世界を広げてくれました。住みたいところにすみ、やりたい仕事をし、遊びたいように遊ぶ(最近満足に休めてないし遊べてないけど)。こんな働き方、生き方ができる人が一人でも増えるようにキャリアコンサルタントとして人事コンサルタントとして更に活動していきたいなと思っています。
記事を読んでいただいた方の中にも、2拠点生活、田舎生活に興味があるけど踏み出せない。という方がいらっしゃれば是非ご相談ください。