ひきこもりをしていたら、仕事に就けた
ユキサキチャットの新規登録者が2150名を超えている。日々、不登校の子たちからの相談があって今年の4月からは相談数が本当に多い。
ただ、今年よかったこともたくさんあって、ちょっと個人情報もあるので掲載できないものが多く、許可を取っているものだけ書ける範囲でよかったことを書こうと思う。
1.学費クラファン→通信制高校に通い始めたせーたろ
短く書こうと思うが、この子が中学校の時に学費を出してもらえず非常に困った時に「学費集めをクラファンでしよう」といって実際にクラファンで1日たらずで集めて学校に通うことに。そして、プログラミングスクールを通う支援をユキサキチャットで行い、その子がCAで賞をとった。まだ17歳。すごい。
2.食糧支援を行なっていた高校生が高卒就職へ
この高校生はこれまで進路のことを聞いた時にずっと「わからない」と話していましたが、最近あるプロジェクトのインターンに参加して「やりたいことができた」と話してきました。3年ほど関わってきた中で本当にうれしくて、ただ現実的に働くことも視野に入れて「高卒就職する」と話していたので、相談していたスタッフも「親がいない中でがんばってきた。親からのバックアップがない、貯蓄もない中でも本当に頑張ってきたと思うし、これからも応援したい」と語っていました。
3.ひきこもりから1年半→在宅勤務で正社員へ
この子はユキサキチャット始めた頃から僕自身が対応してきましたが、最初はずっと他愛のない話や悩みなど話すことを続けてきてその後に1〜2週間に1度朝の5分間などライン通話で挨拶をしてきたり、僕のアポでオンラインでつないで話したり、事務所の中を映像で見せたりずっとしてきました。ひとりで家から出れない状況が続いてきましたが、認定NPO法人D×Pの広報チームから在宅ワークで仕事をお願いしてから仕事をこなすようになり、そこから在宅の仕事を探してアルバイトをはじめ、正社員になりました。本当に嬉しいです。
無数のひとりひとりの悩みがあって抱えている問題も大きいですが、これからもサポートしていきたい。特に8月から登録者が急増して虐待や自死に関する相談も就職や進学の相談にも関わらず、増加傾向にある。また、食糧支援を依然として必要な状況の10代なども多いので、継続的にこれからもサポートしていきます。
全国的にユキサキチャットは取り上げられるようにもなってきたので、10代の不登校の子たちのセーフティネットになります。
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