もしかしてこの子鳴けないの?
家に来たときからおとなしい子だった
今までに飼った猫は
お腹が空いたときも
部屋から外に出たいときも
訴えるような表情をして
大きな声で鳴いたものだ。
だけど、今日の今日まで
おとなしい性格の子だなあと思うだけだった。
おそらく長い間ブリーダーさんの家の
ゲージの中にいたからだろうと
そう気に留めていなかったのだ。
ところが最近随分と懐いて
カリカリとウエットを
まぜだご飯を作るときに
後ろから一緒に付いて来るようになった。
今朝すこし寝坊したら
もうドアのところで待っていて
ごめん、ごめんねと言い
ご飯を作ってやりながら
ふとメイの顔を見たときだ。
ちゃんと口は鳴くカタチなのに
声が全く出できないことに気がついた
そう思ってみていると
ドアを開けてもらいたくて
振り返った時も
口は鳴いているのに声がでていない
別にうちで暮らしてゆくだけなら
たいして問題もないけれど
何かあった時に鳴いてくれないと
探しよううもないんだよねと
すこし心が痛んだ
もしかしてこの子が売れ残ったのは
毛色のせいではなく
声が出なかったからかもしれないと
そう考えだすと
今まで以上に気をつけて
自分も
この子をキチンと見送るまで
どうしても元気でいなければならないと
覚悟のようなものが目覚めた
わたしがはじめて言葉を発した時の
母の気持ちがすこしだけ分かった気がして
この子も意味があって
わたしのところへ来たのだなあと
ひどく愛おしく思えた1日でした
空気が澄んでいるので
ビーバームーンが美しい
でもメイは外には出せないのです
寒くても一緒に見たいフルムーン
今日もお粗末様でした
#猫のいるしあわせ
#習慣にしていること
#泣かない猫だった
#ビーバームーン
#猫
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