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#5 英語はいつから始める?
前回は英語はできたほうがよいかについて持論を記載しましたので、
今回は英語はいつから始めるとよいのかについて悩んでいる方に向けて記載をしたいと思います。
お子さんの習い事でも上位に来る英語学習ですが、
いつからやるべきか悩む方も多いと思います。
これに関しては
『可能な限り早く』
やるべきであると思います。
よく日本語ができていないうちに英語をやったら、
混乱して良くない、なんてお話を聞きますが、
そんなことはないです。
私は以前の学童で帰国子女もたくさん見てきましたが、
日本語と英語がごっちゃになっている子を見たことがありません。
日本語で話すべき時は日本語で話していましたし、
英語で話すべき時は英語で話しをしていきました。
よって、英語に関しては日本語ができるを待つ必要はありません。
むしろ、日本語を理解し始めてから英語を学ばせようとすると、
嫌がる子が多いです。
そうなってしまうとなかなか思うように英語の学習を進めることが難しくなるでしょう。
では、『可能な限り早く』とはいつからなのか。
それは生まれる前からです。
聴力の発達は胎児のときからスタートしているといわれています。
よく胎教にはクラシック音楽がいいとかいわれますよね。
それも胎児から聴力が発達しているためです。
ですから、生まれる前から英語を聞かせることが望ましいということになります。
もし、今妊娠中の方が読んでくださっているのであれば、
英語を聞かせるのをおススメします。
とはいえ、何を聞かせれば良いか悩んでしまうと思います。
その場合は聞きたい洋楽で問題ないです。
お母さんが楽しんで聞くことが大事です。
あまり深く考えずに英語に触れてあげましょう。
このように記載をすると、
生まれる前に英語を聞かせられなかったことを嘆かれるかもしれませんが、
それは大丈夫です。
お子さんのそれぞれの能力に関しては臨界期と呼ばれる時期があるといわれています。
聴力の発達は4~5歳がピークで8歳には聴覚が完成するといわれています。
ですから、幼児期を中心に英語を聞かせることを目標にしてあげてください。
ちなみに、聞かせるときに特に集中させる必要はありません。
流し聞きでも子どもは英語に限らずいろんな音を拾う力があるといわれています。
そのため、「これから英語を流すよ」といって注意を引かせるのではなく、
生活の一部として流しておくだけで大丈夫です。
ただし、大事なのは長時間、長期間実施することです。
そもそも早くからやるのはなぜかという話になりますが、
言語習得に必要なインプット時間は2000時間といわれています。
これは赤ちゃんが生まれてから言葉を発するまでにかかる時間が、
平均2000時間という科学的根拠をもとに算出された時間です。
この数字は私が勤務していた学童でも伝えていましたが、
某有名英語教材の説明でも同じ数字で説明をされていましたので、
間違いはないでしょう。
そのため、英語もある程度聞けるようにしていきたいと思うのであれば、
1日長時間ではなく、長期間、長時間やる必要があるのです。
でも、2000時間のインプットが必要ということであれば、
別に幼少期に必死にやらなくてもいいのでは?
という声が出てきそうですが、
これに関しては話が聴力に戻ります。
聴力の発達は8歳までに決まると先ほど記載しましたが、
この年齢までに聞きなれない音は雑音として処理をされるようになります。
そこで重要になるのが日本語と英語の周波数の違いです。
日本語は世界的に見ても周波数が低い言語といわれ、
逆に英語は周波数が高い言語といわれています。
よって、英語の音を聞いていないと聞き取りずらくなることになります。
その後の努力によってある程度聞き取れるようになるとは思いますが、
それでも「R」と「L」の聞き分けなどは幼少期にやった子たちはできるけども、
大人になってから初めてできるようになった事例は耳にしたことがありません(あるかもしれませんが、、、)。
そのため、やはり早くから耳をならしておくことは重要であると考えます。
ここで話は変わりますが、言語の習得の段階はどのようなステップを踏むのが良いのかお分かりでしょうか?
それは聞く→話す→読む→書くの順番です。
みなさんの日本語習得もこのステップであったと思います。
赤ちゃんの時はもちろん聞くしかできません。
その後、聞くのを続けていった結果話すことができるようになります。
そして、絵本などで語彙力を広げていったのではないでしょうか。
最後に小学校で50音を習い、書くに発展していったと思います。
しかしながら、日本の英語教育は今までこの4技能をほぼ同時にスタートしていました。
英語という土台が全くないところに一気に4つのことをできるようにしなくてはいけなくなりましたので、
当然挫折しやすくなるわけです。私もその一人ですが。。。
ですから、子どもたちに対して英語に苦労をさせたくない、
という想いを持たれているのであれば早くから行動すべきです。
今の時代、英語教材になりうものは沢山あります。
その中で一番おススメなのはやはりYouTubeでしょう。
海外の英語のアニメなども見れますし、
子ども向けの英語の歌も豊富にあります。
あとはお子様の興味のある英語の動画もおススメです。
例えば電車が好きなら海外の電車の動画や、
サッカーが好きならプレミアリーグを見るなどです。
興味のある物であれば言語はどうであれ食いついてみると思います。
実際にそういう子は多かったです。
まとめますと、英語に関してはいろんなお考えがあるかと思いますが、
『可能な限り早く』やることで可能性は高められ、
子どもたちも英語というものへの抵抗を和らげることができると思います。
YouTubeなどを上手く使って楽しみながら英語教育を始めてみてはいかがでしょうか。