「その内やる」と言う内に来る終わり【メンタルブロックストラテジー・Vol.1027】

「いつかもっと上手く
なってからステージに
立ちたいと思います!」

「完璧に演奏できる
ようになってから,

いつか人前で
演奏したいです」

誠に残念ですが,

その「いつか」は
決してやってくる
事はないでしょう…

もちろん!

上達したいという思いや,
ステージに立ちたい

…という目標自体は
とても素晴らしい
事だと思います!

ただ,冒頭の
ような考え方に,

「強いて挙げれば1つ
ココを見直すと
形になるのに…」

という点があります!

私は,そんな貴重な
努力をなるべく
報われるようにしたい!

そう思って
今日も書きます!

それは

「実際の現場を
体感するからこそ
見えてくる事がある!

…という事をプランに
全く組み込んでいない」

ということです!

これはちょっと
実際に思考実験を
してみましょう!

仮に,あなたの中で
完璧に演奏したい曲が
弾けたとしましょう!

いざステージに
立ってみると,

「『初めての』お客さんの前で
『初めて』演奏する」

というように,

初めてのこと尽くしで
慣れていない事の
方に意識を取られて,

家で練習した通りに
「完璧に弾く」
ことは想像以上に,

困難であると
言えるでしょう!

仮に家で練習した
通りに弾けたとしても,

実際には,完全にソロの
弾き語りでもない限り

他の演者さんと
アンサンブルする様な

セッションやバンドで
あるはずだと思うので,

「折角家で練習して
いた通りに弾いても,

周りの音を聴けて
いないので,結果
アンサンブルにならない」

という事が起こります!

これは,実は
想像以上に致命的です!

努力されること
自体は素晴らしい
ことなのですが,

その方向性が
ズレてしまっている
典型的なケース
だと言えます!

これを日常会話に
例えてみるならば,

「前日に予め今日
喋る言葉を一言一句
全て決めて練習してきたのに,

いざその場で喋ると
会話が全く
噛み合わなかった」

という状態と同じです!

…考えてみると,
今までの日常生活で

これが成立するのは
せいぜい大勢の人前で

スピーチする
時くらいでしょう!

もっと言えばその
スピーチの時にも実際は
質疑応答もあるので,

相手の出方まで
完全に予測して

こちらが何を喋るかを
事前に決めておく事は,

現実的でないことがあなたにも
お分かりいただける
かと思います!

ではどうすれば良いのか…

その突破口は

「目標として
バンド活動をしたくても,

ソロで弾き語りを
される方も,

ジャムセッション
できるようになること」

だと,私は
考えています!

ジャムセッションの場では,
(ここでは特定の
アーティストの完コピや
トリビュート
セッション,

ジャンル特化型の
セッションではなく,

事前の準備の
全く必要のない

フリージャム
セッションを指します!)

・ガッチリとした
ライブではないので,

色々と実際のアンサンブルの
中で色々実験できる

・周りの音を聴いて,
自分自身はその中で

何をすれば良いか
という感覚が磨かれる

・演奏の腕前関係なく,
出来ることから参加できる

・全体の演奏が途中で
止まらなければOKで,

そもそも「失敗する」
という概念がない!

・何か具体的な曲が
1曲も分からなくても
十分参加できる

・演奏中に起こる
トラブルへの活きた
対処能力が磨かれる

などなど,楽器の
アンサンブルで

基本的かつ重要な事が
とても効率よく
身につきます!

いわゆる,楽器の
「上手い・下手」は

ここでは全く
関係無いのです!

つまりまず,
やってみる事こそ
大事だという事です!

で,やってみた
からこそ次に

「本当に現場の
感覚に即した」

課題が見えてくるので,

非常に効率よく
上達できます!

これはソロで弾き語り
される方にも然りで,

ジャムセッションが
できるようになると

「サポートメンバーを
入れたりバンド形式に
したりするなど,

構成の形態・手段にも
選択肢が広がる」

という強みが生まれます!

何より大事なのは

「下手でも良いから
まずやってみる!」

事です…これはあなたにとって,
とても大きな一歩に
なるはずです!

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