長野久義の少し早い梅雨明け宣言!勝ち越しHRで木曜初勝利
決め球に欠ける高橋昂也
1回から球数を要した。ツーストライクまで追い込んでも粘られたり、コントロールできずストレートが外れる。ストライクを取りにいこうとしたボールが高めに浮き、2回表に桑原に3ランを打たれ、いきなり重い展開となった。
重い展開を早い段階で跳ね除けた林晃汰の2ランホームラン
2回裏にすぐに2点を取り返す。DeNAの先発、上茶谷も万全な状態とは言えず、ボールが浮きがちだった。坂倉がワンアウトで四球を選ぶと、続くバッターは林晃汰。5球目に投じたチェンジアップが高めに浮いたところをしっかり逃さず、バックスクリーンに叩き込んだ。そして3回裏に満塁のチャンスをつくると、セカンドゴロの間に1点を追加し、試合を振り出しに戻した。
チャンスをつくるも点が取れず。そんな中踏ん張る中継ぎ陣
逆転した次の回の4回の裏。先頭の松山が2ベースを打つ。続く西川がゴロで倒れるがサードに送る。そして代打に安部が送られてセカンドフライでツーアウトに。ここは無理にヒットを狙わず、ゴロでも1点入る場面。流し打ちで右方向を狙うために、右バッターを出してもよかったと思う。結果無失点でこの回は終わってしまった。
だが、ケムナ→コルニエル→フランスアと中継ぎ陣が何とか0で抑えた。ケムナはボールが荒れていたが、かえってそれがよかったのかもしれない。
早めの梅雨明けか?
夏男といえば長野久義。まだ梅雨の季節だが、長野は少し早めの梅雨明け宣言をした。エスコバー投じるストレートをレフトスタンドへ持っていった。決して悪いボールじゃなかった。156キロの低めのボールをすくい上げて、スタンドへ運ぶと一気にカープベンチも観客席も喜びを爆発させた。最後は栗林がリードしている場面で登板し、無失点で抑えた。
いつもは序盤でリードされて、すぐに追い付かずやっと追いついて同点でやっとだった。それが、序盤ですぐやり返したことで、長野のホームランが生まれ、試合を決定づけることができた。
早くもカープの明るい未来を妄想してしまう
林晃汰の頼もしいホームランと初々しいヒーローインタビューが聞けたよい1日だった。こんな初々しかった林がいつかチームの中心となり、優勝争いに加わる…。気が早すぎるがそんな夢を描いてしまった。いや、その未来はそうは遠くないと信じている。
今日は林と長野のホームランだけでなく、野間の盗塁や中継ぎの踏ん張りなど、カープの良いところがたくさん見えたしあいだった。
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