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若手が辞める会社に未来はあるか?——評価されない現実と企業文化のズレ

1. はじめに

企業の未来は、優秀な若手が支えていく。しかし、その若手が「評価されず、報われない」と感じて辞めていく会社に、果たして未来はあるのだろうか?

ぶっちゃけ
20,30代への人件費は投資
40代以降の人件費は費用と私は思っている。

ある会社では、会社の売上を出しているブルーカラーで最も仕事ができた若手女性(入社5年未満)が、給料への不満から退職してしまった。彼女は入社以来、最も成果を出していたにもかかわらず、給料はほとんど上がらず、手取りは交通費込みで15万円未満だったという。

一方で、上層部は忘年会やイベントには惜しみなくお金を使っている。この企業文化のズレが、組織の崩壊を招いているのではないだろうか?

2. 成果を出しても報われない評価制度の矛盾

この会社では、賃金制度とリンクする新しい人事評価制度を導入し「成果に応じた報酬」を目指したはずだった。しかし、「今期は赤字だから賃上げなし」 という決定が下された。

新しい制度を導入したのに、結局は「赤字だから賃上げなし」 評価が上がっても、給料が上がらなければモチベーションは続かない若手は成長しても、その対価がなければ転職を考えるのは当然

3. 「楽しいことにお金を使う上層部」と「生活のために賃上げを求める現場」

この会社では、上層部が忘年会や社内イベントにはお金を使いながら、現場の賃上げには消極的という状況がある。

経営陣は「みんなの会社」と言いながら、実際には企業文化のズレがある現場の人間は「生活のために賃上げを求める」、上層部は「楽しいことにお金を使う」結果として、優秀な人材ほど見切りをつけて辞めていく

4. 若手が辞める会社の未来とは?

企業にとって、若手が辞めることはただの人材流出ではなく、未来を失うことを意味する。

  • 優秀な若手が辞めれば、育成した時間もコストもすべて無駄になる
    (そもそもこの会社では育成なんて言葉は存在しない)

  • 会社はどんどん高齢化し、新しい発想が生まれなくなる

  • 結果として、さらに人材が定着せず、悪循環が続く

5. まとめ

「若手が辞める会社に未来はあるのか?」——答えは明らかだ。

評価制度と賃金制度の矛盾をなくし、真に成果を評価する文化を作るべき企業文化のズレを認識し、現場の声を無視しない経営をすべき若手の離職を防ぐために、「何を大切にすべきか」を考えるべき

「楽しいことにお金を使う会社」ではなく、「頑張る人が報われる会社」にしなければ、未来はないのではないだろうか?

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