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旅が花に興味をもたせてくれた
花粉が少なそうな今朝、久しぶりに散歩をしたら一週間前はつぼみだった椿の花がしっかりと咲いていた。
既に散っているものもチラホラ。
そうか、桜も咲き始めたくらいだもの。椿が咲いていても不思議ではないね。
椿は、私がいちばん好きな花。
今でこそ花の名前も少しはわかるけれど、遠い昔の学生時代はまったく興味がなく、花いじりが大好きな母からは「お母さんの子供じゃないね」なんて冗談まじりに言われていた。
母が花好きな分、逆に私は興味が持てなかったんだと思う。(人と同じことをするのがつまらない性格ゆえ 笑)
それが変わるきっかけになったのは、旅。
3度目に奈良を訪れた時のこと。
室生寺へ向かう山道の途中で目に留まった花があった。地元ではあまり目にしたことがない白い花で、とてもかわいい。携帯で写真を撮って家へ帰ってから調べてみると、『シャガ』という花だった。
(当時はまだスマホが登場しておらず、その場で調べられない時代でした)
へ~、こんな花があるんだ!とにわかに花へ興味を持ち始め、それから旅に出るときにはその時期にどんな花が咲いているかリサーチするようになった。(むしろ花を目当てに行き先を決めることもあった)
笠置から柳生へ向かう山道で山吹を眺め、吉野で山桜の素敵さに心を奪われ、百毫寺で五色椿にテンションが上がり、東大寺の八重桜超しに大仏殿を眺めたときには「やっぱり奈良の八重桜はひと味違う」と興奮し、春日大社の藤の立派さにため息がもれ・・・
平城宮跡のススキがなびく景色も素敵だったな~。
旅をきっかけに花の名前を覚えるようになると地元でも自然と目にとまるようになって、季節の移り変わりを気温だけではなく植物でも感じることができるようになった。
ありがたいことだわ、散歩も楽しくなるし。
それにしても今年は寒さがしつこかった割に、急に春が来た。
地元の桜の名所も観測史上最も早い開花宣言がされた様子。
私の脳内カレンダーでは、桜の見ごろは4月10日頃なのですが・・・
春は一番好きな季節なので(花粉は苦手だけど)ゆっくりと過ぎて行ってほしいなと思った今日の散歩道でした。
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