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【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第74話

N♠「ここまで身体内の呼吸器系を主体にボイトレして来た声にも虚数色がにじみ始めた様だね。此処からは、次のフェーズへ踏み出す事にしよう。
息(虚数君)は、声帯筋のしっかり閉じたスキマから抜け出して消化器系(口・鼻腔・舌・食道・胃腸・肛門)空洞に踏み込むぞ。この空洞は外部大気と繋がった洞窟だと見なせるよね。洞窟の中では、声が響いて聞こえる事は実体験してるよね。発声中はこのエリアでの響き(ビブラート)を意識しよう。」

B♡「息(虚数君)を洞窟の奥まで招待する「おもてなし」が大切なのね。この時リキンじゃいけないけど、舌君がしゃしゃり出ちゃうのよね。」

N♠「ボイトレ体験が頭に浮かぶよね。舌に関しては、だめ元の気楽さで取り組むといい。
喉の中央にある舌は、左右の一対構造と見なせば肺呼吸と同期するので多少改善するかもね。現状ではこの程度でボイトレ認識はOKとしよう。」

B♡「呼吸操作は一対動作が最優先なのよね。一対の舌センターのスキマから息(虚数君)が抜けて行くと思って良いのね。ほぼ声帯君の構造と同じと見なせるわね。脱力するのは当然よね。」

N♠「次に意識して欲しいのは、息(虚数君)が出入りする出入口の認識を変えてみよう。
「雷の避雷針」・「回るコマの接地軸」・「地球の極点」・「一点から出るつむじ風」・・・等は例外なく、電気・磁気・風・コマ軸・・・等の虚数君

たちは、尖った先端を好むんだよね。この虚数君の振る舞いは、是非、ボイトレに取り込んで欲しいね。呼吸のムダを少なく出きりかもね。」

B♡「息(虚数君)って、スマートに変身できちゃうんだ。この極小点をくぐった、つむじ風が左巻きで成長する意味が、何となく分かる気がするわ。」

N♠「そのような認識は一旦置いて、外部大気と繋がっている消化器系空洞に委ねる息(虚数君)の振る舞いがボイトレその物だ。外部大気(虚数君)を味方にして洞窟空間を遊び場にしてしまえば、リキム必要のない洞窟空間遊びが楽しめるぞ。」

B♡「リキミの必要が無い空間は、未体験だから中々ピンとこないわ。肺の呼吸と違って洞窟空間では、大気呼吸に委ねるのよね。私の脳みそ君も、かなりアタフタしてるわよ。」

N♠「山に登って見ると出くわす光景に、上昇気流に乗ってノンビリ輪を描くトンビ君と度々出会うんだ。羽ばたく事無く宙を味方にするリラックス全開のボイトレトンビ君は師匠の風格だ。人には見えない上昇気流もトンビ君には全身で体感できるんだから、うらやましい限りだよね。」

B♡「なるほど、分かるような気がして来たわ。無意識に無駄な動きをしている間は、まだまだね。大自然の大気の流れに敏感になる余裕の人生をたのしも~っと。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
ボイトレの宿命として、大自然とは対照的に極小の世界へ没入するのも欠かせないものの一つです。その切り口でズームアップすると、60兆個の人体細

胞核の中にあるDNA(デオキシリボ核酸)が、ヒトゲノム(生命設計図)による情報操作を担っています。この二重らせん一対構造を持つDNAは、柔軟性・伸縮性・ねじれ性・微細性・情報性・虚数性・・・等、万能のボイトレ素材です。ボイトレの適材適所に使いこなす事は理にかなっています。
脳みそ回路への刺激を兼ねて、DNA呼吸にアタックしてみて下さい。筋力とは隔離された呼吸力の空間遊びを楽しむボイトレですから体力不足の心配は有りません。

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