昔に比べ、気が長くなった。
やることが多いと、せかせかして気が短くなるものだと思っていたが、実は多忙の方が余計なことを考えず、やるべきことに意識を都度フォーカスしてくれるので、案外気が楽だったりする。
例えば相手に連絡をし、一向に返事がない場合など、たいがいにおいてやきもきするものと思うが、僕自身としては、返事待ちの間に割り切って別のことに集中できるので、かえって都合が良い。
"相手側のターン" と称し、シミュレーションゲームの長考COMだったり、「便りがないのは元気な証拠」など、適当に正当化しつつ、今やるべきことに集中し続ければ良い。
暇なときほどあれこれいらぬ妄想にふけってしまい、思考が固定されることで気が短くなるのかも知れない。仮に返事が大幅に遅れていたとしても、だいたいにおいて、こちら側の貧弱な発想とは別次元の理由でやんごとなき理由があったりするものだ。
万一不誠実な理由なら、それはそれで割り切って、今後の関わりを静かに断てば良いだけ。
…などと思ったら、どんどん気が長くなる自分がいる。
いったん意識だけしつつ、「置いておく」くらいがちょうど良いのかも知れない。「これしかない」という理由づけが、本当にあてにならないことは散々経験済みだ。
頭の中の他人に支配されず、常に「自分のやるべきタスクに集中できる環境への一助」として、待ちのターンと付き合えば、時間も無意味に浪費せず良いと思っている。
今日はこんなところで。
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