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スウェーデン×うつ病×ビタミンD
こんにちは、スウェーデン在住のSoiです。
「北欧は冬場1日2時間しか日光が当たらない」
というのは聞いたことありますか?
私はスウェーデンの前はドイツにも約1年間住んでいましたが、たしかにドイツよりも暗い気がする。そこでテーマとなるのが、北欧では冬場うつになる人が多い、という話です。
実際に冬真っ只中の今スウェーデンに住む私が、実際のところを書いていきたいと思います。
1. スウェーデンの冬の日照時間
スウェーデンの冬の日照時間ですが、場所にもよると思いますので私が住むストックホルムで言うと、完全に日による、というのが実情です。
朝から日没まで晴れているときもあれば、1日中曇って日照時間0時間の時も全然あります。
ただ日没がとてつもなく早いです。だいたい15時半くらいから暗くなり始め、16時時頃にはこんな感じでほぼ真っ暗になります。
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なので、こんな感じで晴れた日があるとテンションが上がり、写真も撮りたくなりますね。
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特にストックホルムは暗くなるのが早いらしいです。
2. ビタミンDの不足とうつ病の症状について
というわけで、こんな感じで日照時間が短いと、体内でビタミンDを生成できずうつ病などの精神疾患を引き起こしやすい、というわけです。
スウェーデンはサプリ文化?でどこでもサプリメントが売られています。薬局もどこにでもあります。
スウェーデンに住む人はたいていビタミンDを飲むことを勧めてくるらしい(私は無いですが妻がいつも言われてたそう)です。
やる気とか根性とかの問題ではなく、物理的にビタミンDが足りない場合体に支障を引き起こすのは当たり前、ということですよね。
3.私に起きた現象
私は妻から「絶対にビタミンDを飲め」と言われ移住する前にも買ったし、妻にもなぜか貰ったのですが、面倒臭がりでほぼ飲んでいなかったんです。
するとどうなったか?
今のところ何も起きていません笑。個人的に思うのは、ストレスの程度なんじゃないかと思います。
もちろんストレスが全くなかったわけではないです。でも仕事のストレスというよりは、役所の手続きの遅さなど生活面のストレスがほとんどでした。
思い返せば日本では日照りは健康的ではあるものの、仕事や人間関係、満員電車や気遣いなどのストレスは遥かに大きいと感じます。
物理的に体にビタミンDが足りないという事実はあるものの、精神的観点から見ると日本人は大丈夫なんじゃないかな?と思いました。
4. ビタミンDサプリメントの効果とスウェーデンのうつ病対策
とはいうものの、やはり現地の人が強く勧めるようにビタミンDサプリを飲むことは精神疾患に有効です。
ドイツでもそうでしたが、冬場になるとビタミンDを薦めるCMなんかも頻繁に見ます。多くの研究でもビタミンDとうつ病の関連性が報告されているように、やはりビタミンDはセロトニンの分泌を促し精神を安定させてくれる役割があるのは事実です。
そのため不安な人はやはり飲んだ方がいいと思いますが、一番はストレスを溜めないこと、ストレスと上手く向き合い精神的健康に気を付けることなんじゃないでしょうか。
おわりに
ちなみにですが、北欧に限らずドイツもやはり日照時間は少なかったです。冬場の日照時間は本当に日によるのですが、平均するとたしかに1日2時間くらいなのかもしれません。
旅行くらいなら大丈夫だと思いますが、移住を検討している人は先に日本でビタミンDを確保して渡航されるのがいいかと思います。