教えて、おじいさん
あれ...?この人たちに私の話、伝わってるかな...?
初めての内診は不安と不信感だけで過ぎました。
※血液の描写を含みます。
苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
当然、経血はナプキンの範囲に渡ってべっとり身体に付いていますから
どんなに気をつけても診察台のシートに
赤いインクかすれのような汚れが付いてしまっていました。
「すみません...」
と私が言い終わらないうちに、
看護士はぶっきらぼうにウェットティッシュで拭き取り始めました。
そして、おじいちゃん先生から下されたのは
「月経は人によって違うからね~。
ここに来られてるんだから、そこまでではないよ。まだ若いんだから。」
古くから語り継がれた言い伝えのような、
この時間は、労力は体力はなんだったんだろうと私の心に暗い影をおとす言葉たちでした。