劇団☆新感線「狐晴明九尾狩」観劇記録

大人数のキャストに約3時間の上演時間という久々のフルスペック新感線！オリックス劇場とディレイビューイングの2回観劇しました。
わりと小学生並みの感想文です。

事前告知の段階で、中村倫也の安倍晴明と吉岡里帆のキツネ姿っていうだけでニヤニヤしたし、期待せざるを得ないな、と思ってましたが、実際観て、印を結ぶ姿は中二心をくすぐるし、だまし合いで二転三転する物語も面白いし、ケモナーの私得な獣人(キツネ)もいるし、めっちゃ癖(へき)でした！
晴明の飄々としつつも愛嬌があるキャラクターは中村倫也に似合いすぎるし、吉岡里帆のキツネはもう隠しようもないほどにどん兵衛だし、早乙女友貴の弟役はバカかわいいし、向井理のすまし顔で悪くてもふもふな九尾はもう最高だったし。
その中で、竜星涼のアニキキャラは、舞台「大地」の彼やドラマ「アンナチュラル」のイメージだったので、びっくりしました。でも、確か彼は矢沢永吉ファンだったよなと思い出したので、あの役というか役作りも納得です。いい声でしたし！
あと、千葉哲也さんの道満がもふもふ好きというのもかわいかったですね！後半見せ場多くて、晴明と道満の共闘もとても良かったです。

もちろん、新感線メンバーも素晴らしかった！
柑橘系な右近さんかわいかったし、いっぱい食べる君が好き的な聖子さんもころころかわいかったし、前半のキレイな粟根さんもかわいかったし(粟根さんという時点で後半どうなるかは読めたはずなのに、普通に騙された)、河野さんは小者かわいいし。
今回特に好きだったのは式神のカナコさんと村木さん！衣装とか含めたビジュアルも設定(晴明の分身的なとこ)もまるっと好き！！めっちゃかわいかったです。
幕間で物販に走り、形代のメモ帳買うくらいには好きです。

今回はフルスペックということで、アンサンブルの方々もたくさんいたので、殺陣はハデで楽しいし、町人たちのわちゃわちゃや歌とダンスもにぎやかで楽しいし、「帰ってきた感」があって、普通泣かないとこなんですけど、ちょっとじんとしちゃいましたね。

世界観、舞台設定的に衣装も華やかだし、術の発動では照明がすごく映えてたし、セットもよく動くし、クライマックスは小林幸子だし、ド派手演出で本当に楽しい観劇体験でした！！
その上でラストのラスト、あの中村倫也の表情…。あれはずるい。2回とも、うるっとしてしまった。

というわけで、これはBD出たら買うと思います！！豪華映像特典付けて売ってくださいね！イーオシバイドットコムさん！！

★思い出し追記
最終決戦で、種明かしがあって、利風が一瞬戻ってくるところ、ぐっときた…切なくて良かった…。