オンライン日本語講師:レッスン数を安定させるには
フリーランスでオンライン講師をする理由はいろいろあると思います。職場の人間関係が嫌、自宅から働きたい、ノマド生活がしたいなど。そんな理想を全てかかなえてくれるフリーランス生活ですがネックは、サラリーマン生活と比べるとスケジュール(レッスン数)と収入が安定しにくいということかと思います。
精神衛生上、レッスン数も収入も安定していた方がいいですよね。
個人的にはレッスン数を安定させるのは、メリットが多いというより、レッスン数が安定しないデメリットが致命的だと思います。
レッスン数が安定しないと起こる悲劇
まず、収入が安定しません。
そして、不安になったり、自信がなくなったり、予約状況を一日に何回も確認して、ストレスがたまります。
その結果、レッスン料を極端に下げてしまったり、怪しい情報商材や、裏付けのない養成講座に頼りたくなってしまいます。私は先行投資反対派です。
何より練習不足になって数少ない貴重なレッスンの質が下がります。
レッスン数が安定しないのは講師のせいでないことが多い
各語学プラットフォームは割引キャンペーンや、先生のプロフィールのランキングに波があります。つまり、講師側のプロフィール、稼働時間に全く関係なく、新規の生徒が一人も入らない月もあれば、フェイスブックやインスタグラムでのキャンペーンをしていて新規の生徒がたくさん入ってくることもあります。また、既存の生徒が職場や学校の休暇、旅行に合わせてレッスンを1か月お休みしたり、逆に試験前にたくさんレッスンを受けたかったり、恋人と別れて暇になって週1のレッスンを短期的に週3に増やすこともあります。
これは講師側には全く介入できないない要因です。
解決策:プラットフォーム分散
そういうことに一喜一憂しないためには複数のプラットフォームを使うことです。母数が多ければ、新規、既存ともにレッスン数が安定します。私は3つのプラットフォームと数人の個人契約のおかげで、週のレッスン数はこの2年間近く30-45レッスンと安定しています。ただし、VerblingとAmazing Talkerなど個別のプラットフォームを見てみると、多い月は20時間、少ない月は8時間だったりしてかなり波があります。
一つのプラットフォームで多くの生徒を獲得するのも手ですが、プラットオームごとにキャンペーンの時期、ターゲットにしている地域が違ったりもするので、特に一つのプラットフォームだけ利用していて、伸び悩んでしている方には自信をもって他のプラットフォームの並行登録をお勧めします。
複数プラットフォームを使用する際の注意点
既に複数プラットフォームを利用している先生方の一番の悩みは、ダブルブッキングだと思います。私はPreply、Amazing Talker、Verblingに加えて個人契約の生徒が数人います。
個人契約の生徒は基本的にレッスン日と時間を決めてもらい、3つのプラットフォームではそもそもレッスン予約できない時間に指定してあるので問題ありません。たまにレッスン時間の変更がある場合は、メールやメッセージでお互いの空いている時間をすり合わせるので問題も起こりにくいです。
問題は3つのプラットフォーム間のダブルブッキングですが、Preply、Verblingに関しては、Google カレンダーと連動させていれば大丈夫です。Preply、Verblingは予約が入れば(たしか15分以内に)Googleカレンダーをブロックしてくれて、また、Googleカレンダーに他の予定が入っている場合は生徒はその時間にレッスン予約ができないようになっています。*ただしPrpelyのGoogle Calendarの自動ブロック機能は1年以上壊れていた時期を経て最近直ったので、なかなか信用できません。
Amazing Talkerは、Googleカレンダーに連動はされておらず、実質手動での入力が必要です。レッスン予約が確定するとメールが送られてきて、そのメールについている「Google Calendar」というリンクをクックしてはじめて予定がブロックされます。なので、寝ている時間などに他のプラットフォームとのダブルブッキングが発生する可能性があります。
そして逆連動(Googleカレンダーで予定が入っているコマに生徒が予約d系ないようにする)の機能はないので、ほかのプラットフォームの予約はATの予定表をちまちま手動でブロックしなくてはいけません。
ただ、私の場合はAmazing Talkerの生徒が5人程度と人数が少なく、アジア在住の生徒が多くて、Preply(北米が多い)、Verbling(欧州在住が多い)とレッスン時間が被らないことが多く、今のところダブルブッキングはほとんど起きていません。