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映画Winny観た。

🐈️この記事にはネタバレが含まれるかもしれません🐈️




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個人間でファイル共有できるプログラムを製作したことで、罪に問われた開発者。その逮捕と不当性を主張する弁護士は、技術革新の未来を守るため、彼の弁護を引き受ける。

Netflix Winny 作品概要


2024年の私が抱く感想は、金子勇さんという才能を潰した日本の国家権力ひでえな。だった。

作中にも出てくる「殺人が起きたとして、殺人犯が使った包丁の製造者は捕まるか。否、捕まらない。」という話はとても分かりやすく、『捕まるわけないだろう』と私も思った。

なのに、金子さんは有罪判決が出て、思わずええっと声が出た。逮捕されたのが2002年で当時私は12歳、一審判決2006年16歳。高裁判決2009年19歳、最高裁2011年21歳。正直、ニュースで見たような見てないような…ぐらいの曖昧な記憶しかない。

なので『Winnyは危険なものだ』という感覚はないし、正直に言うとWinnyという単語を知ったものごくごく最近の話だ。

だけど、2002年当時既に大人になっていたとして、私は同じことが言えたのだろうかと考えてしまう。

LINEもYoutubeもない時代に、その便利さを理解出来ただろうか。画期的な技術を正しく使いこなせただろうか。

知らないものは怖い、よく分からないものは怖い。『便利と危険は表裏一体だと怯えること』と『危険と便利は表裏一体だと前向きに捉えること』もまた表裏一体だと思う。

これからも世は変わる。私は年を取る。
新しい技術は産まれ続ける。
それらをどこまで理解できるだろう。

年齢を言い訳に、知らない分からないを言い訳に、新しいものを諦めたり拒否したくない。

だけど年齢がそれを邪魔するのかもしれないという自覚は持っていたい。


それと、最後に無罪判決が出た時の記者会見で金子さんが言った言葉がすごく印象的だったので。

誰かのせいにしたくて僕になった。
誰かのせいにすればいいってもんじゃ無い。
前向きに今出来る事を最大限やっていくべき。

金子勇(無罪判決の記者会見にて)


おわり🐈️


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