「変わらない夏の風景と想い出!!」泉南市樽井サザンビーチ・SENNAN LONG PARK
先日、投稿した「SENNAN LONG PARK」から陸続きの「樽井サザンビーチ」では波音が聞こえる中、夏本番への準備が進められていた。
海開きとなると、トランペットスピーカーから流れる音楽と子供たちの歓声で、この静けさはかき消されてれてしまう。
浜辺では海水浴客がいないこの時期を利用して、毎年行われている「ウインドサーフィン・パドルボート」の練習と、遠くに飛ぶ飛行機の姿が見られるのは、「夏の想い出の風景」となんら変わっていなかった。
海水浴シーズンになると近隣の空地は、駐車場に使用され駐車料金が高いため、次男が小学校低学年の頃には、我家から自転車でビーチまで通ったものだ。
「高い駐車料金を払うなら、その分ビーチでビールでも飲もう!!」
とのモクロミで節約のつもりだったが、焼きそば・焼き鳥・かき氷・アイスクリーム・コーラ等、無駄遣いをしてしまうので、行くたびに予想より贅沢な海水浴になってしまったものだ。
このビーチでは浜辺から20m程先に、5m×5m程のデッカイ「ウレタン板の島」が遊具としてが浮かべられ、少年・少女たちはその上からジャンプして遊ぶのが恒例となっていた。
当然、次男にも行きたいとねだられ、ウキワを付けて連れて行くことになるが、当然自分で泳げるわけがない・・
動力は私の「バタアシ」である。
次男の浮き輪をビート板のようにし、バタアシで20分程でウレタン島に到着するが、子供はすぐに飽きるので瞬く間に浜に戻りたいという・・・
浜辺にユーターン・・・
また行きたいという・・・・
バタアシウキワビート板・・・
ウレタン島に到着・・・・
浜辺にユーターン・・・
この繰り返しである。
次男は浮き輪につかまって「キャーキャー」と奇声あげ手足をバタバタさせているだけだが、動力である「二の足」はたまったものではない。
(私)「ちょっと、休憩でビールでも飲まして・・・」
(次男)「ほんなら、アイス買うて!!」
足元を見られまんまと便乗され、これでは次男と海の家の思う壺となった苦い想い出である。
このビーチのすぐ近くには、樽井の漁業組合が運営している釣り堀があり海に巨大なイケスが設置され、その中にはタイ・ハマチ・フグ・等、海の魚が放流されているが、釣るには意外とノウハウが必要でその日のタナ(浮きからハリまでの長さ)やエサ等の微妙な調整で釣果が大きく変わる。
私と次男は地元ライオンズクラブのイベントで参加したが、一つのイケスに4家族程で対抗戦が繰り広げられるルールで、なんと我が家は60CMクラスのハマチと5匹程のタイを釣り上げ優勝してしまったのだ。
優勝賞品にシャープの空気清浄機を貰った記憶がある。
「泉南りんくう公園」はここ数年で「SENNAN LONG PARK」と呼ばれ、グランピング・日帰りバーベキュー施設・レストラン・マルシェの他、スケートボード・バスケットコートまで完備された家族連れのアウトドア施設へと整備され賑わっている。
しかし、久しぶりに訪れた「樽井サザンビーチ」だったが、昔のまま変わらず飛行機が離発着する眺望と、夏本番を迎えようとしている風景を眺めていると、当時の懐かしい想い出がよみがえり、「変わらない夏の風景」を実感した。