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東洋医学的バランスが取れた食事とは?
Elly式養生ダイエットコンサルタント養成講座受講生のNoraです。
健康にダイエットを目指して「バランスが取れた食事」を心がけていましたが、体重は順調に右肩あがり・・・。そこから養生食に切り替えたら、ストンと2か月でマイナス5kgの変化がありました!!
養成講座第一回目で東洋医学の根幹である「陰と陽」について学びました。そこで「養生食にするとなぜ痩せていくのか」分かったので、ご紹介したいと思います!
バランスが取れた食事とは
バランスが取れた食事をとった結果、健康になるなら、結果から食事を評価してみます。
一般的には「一汁三菜」「PFCバランス」を指す
健康的な食事について考えるとき、よく言われるのが「一汁三菜」や「PFCバランス」です。一汁三菜とは、ご飯・汁物・主菜・副菜2品で構成される日本の伝統的な食事スタイルで、栄養バランスが取りやすいとされています。また、PFCバランスとは、タンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)のバランスを考える食事法で、カロリーだけでなく栄養素の割合を重視します。
これらの考えに基づき、健康維持を実現されたり、ダイエットに成功されている人も多いでしょう。しかし、この献立を考え続けたり、PFCバランスを計算し続けたりするのは、つらくありませんか?
実際に私は続かず、何が正解かも分からなくなり、体重は毎月じわじわあがり続けてきました。
私が取り入れた養生
Ellyさんが紹介する養生をメインに取り入れてみました。
1. 主食を玄米にする
2. お肉・お酒・スイーツは土日に楽しむ、平日は口にしない
3. 朝ごはんを具なし味噌汁にする
これらを続けたら、年末年始の急増があっても、2ヶ月でマイナス5kgになりました!
私の場合、健康になるのはPFCバランス食よりも養生食でした。養生はなぜ健康にしてくれるのでしょうか?
東洋医学では「中庸」を目指す
東洋医学では、健康な状態とは「中庸(ちゅうよう)」な状態を保つことだと考えます。「中庸」とは、偏りのなくバランスが取れた状態を指します。食事や生活習慣においても極端にならず調和を取ることが重要と考えます。
すべてには陰陽がある
「中庸」は何に対してのバランスなのかを理解するために、東洋医学の考え方である「陰と陽」について説明します。
東洋医学ではすべてのものに対して「陰」と「陽」があると考えます。例えば、以下のような分類です。
陽:お肉、塩、緊張、収縮、凝固、春夏、男性、背中
陰:果物、砂糖、緩和、膨張、拡散、秋冬、女性、お腹
季節、場所、人の性質、食べ物、行動…あらゆるものを陰か陽に分類されます。そしてこの陰と陽は相対的に決まっていきます。
中庸になる=健康的な体重になる
東洋医学の陰と陽の考え方をもとにすると、陰陽の真ん中でいることを「中庸でいる」と捉えます。そして、中庸でいる状態が健康でいることです。
勘違いしやすいのが、単純なたし算ではないということです。
”陰陽の真ん中”だからと言って、陽性が強いお肉を食べて、陰性が強いアイスクリームを食べたら相殺されてゼロ❤️、ということではありません。シーソーのように陰にも陽にも大きく揺れないという状態を「中庸」といいます。
どちらかに傾いていると、陰陽のそれぞれの特徴を持った太さになっていきます。
陽:肉食過多で、体が熱くなり、テンションが上がるが、血管が硬くなる
陰:果物過多で、体が冷え、リラックスするが、水が溜まって膨張する
この振れ幅が小さい状態でいると体が中庸になることで、この太さが解消され、体重も適正体重になっていきます。
中庸にはどうやってなれる?
中庸を目指すといいのは理解できますが、どのようにしてバランスを取っていけばいいのでしょうか?
自分で選べる陰陽バランス
すべてのものに陰と陽があると述べました。季節、場所、人の性質、食べ物、行動・・・このうち、自分で選べるものがあります。食べ物と行動です。食べ物に焦点を当てると、以下のような食べ物の選び方が考えられます。
体が冷えていると感じたら、温める陽の食材(生姜、味噌汁、根菜類など)を摂る
体が熱っぽいと感じたら、冷やす陰の食材(きゅうり、トマト、スイカなど)を摂る
季節に合わせて食材を選ぶ(夏は陰性の食材、冬は陽性の食材を意識する)
このように、季節や自分の体調を観察しながら食材を選ぶことで、自然と中庸な状態を目指せます。
私が取り入れた養生の場合
私が行った養生食はどう中庸にしてくれたのでしょうか?
1. 主食を玄米にする
→ 玄米自体が中庸の食材。食べても陰にも陽にも振れない!
2. お肉・お酒・スイーツは土日に楽しむ、平日は口にしない
→お肉・お酒・スイーツは陰性の食べ物。日常的に陰へ傾かせない!
3. 朝ごはんを具なし味噌汁にする
→味噌は陽に分類されますが、「具なし」ということに大きい意味があります。これは別の機会に!
何を選ぶといいのか知識をつけて、実践する
断片的に私の例をご紹介しましたが、どんな食材を選ぶといいのか判断するには知識が必要です。そして、自分の状態がどうなっているのか気づくのにも、多少の知識と気づこうとする意識が必要になってきます。
そして何より重要なのが続けられることです。習慣にして無理なく続ける技術も取り入れていく必要があります。
「選ぶための知識」と「続けるための技術」は、これからの養成講座で学んで、このnoteでご紹介していきたいと思います!