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月刊なつやすみ(月額390円)

漫画を描いてて思った事などを書いてます。価格は390円(サンキュー)
月額なら390円なのでオススメです!
¥390 / 月
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#アントレース

漫画から派生したグッズが、なぜ売れるのか?

漫画家のかっぴーです。UNTRACEが中目黒 蔦屋書店さんで初のポップアップストア開催中です。「漫画家がなんでアパレルを?」という話に関しては一年以上前に書いた「半歩だけ漫画の外へ」という記事で触れてますが、漫画に軸足を置いたまま色々な展開をやってく事に楽しさを覚えるタイプなので、AK5やUNTRACEというブランドを育てる事が漫画執筆のモチベーションにも繋がっています。

漫画から派生したグッズ

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ラッキーと実力。

何か変だなと思っていた事が、少し分かったので自分のためにも書きます。

他の漫画家さんなどの作り手と、この手の話をした事が無いので、実はみんなそうなのかも知れないけど。ぼくは自分の意図した事が伝わって、初めて達成感があるんだと思いました。

これだけ書くと、そりゃそうだろって話なんですが、真逆の事態を想像してみてください。例えば、腐女子の方々に気に入ってもらって思わぬ所で爆発的な人気になったとしま

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集中力の質と、仕事量の話

漫画「左ききのエレン」でもしつこく描いている様に、仕事や制作をする上で集中力の質を知ることが何よりも大事だと思っています。

才能とは「集中力」であり「見る目」である( https://cakes.mu/posts/15482 )

ぼくはマルチタスクが苦手で、いかに一つ一つ向き合っていくか考えています。同時に色々な事をやるので、マルチタスクだと思われているかも知れないけど、完全無欠のシングルタス

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クリエイターに「SNS適性」は必要か。

32歳になりました。

脱サラして1年ちょっとが経ち、色々と変わりました。

ここ最近で一番嬉しかった事は、読切「アントレース」がジャンプスクエアクラウンという雑誌に掲載された事です。

クラウンは、スクエアの別冊で半分以上が「新人の読切」を掲載している珍しい雑誌です。それも、とてつもない高いレベルの読切ばかり。ぼくは話題になっている漫画が数巻出た後にやっと読み始める漫画感度が低い人間なので、読切

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漫画の取材について

無意識にやってる事を言語化して、再現性を持たせようと思います。

漫画の取材について、今日思った事を書きます。

これまで、ぼくが描いた漫画の9割は、取材をしていません。「左ききのエレン」は自分の実体験を元に描いていますし、ギャグマンガ系もネタ集めをした記憶はありません。

広告案件で、様々な分野の漫画を描いたので、たまにまるで知らない分野の漫画を描かなくてはいけないこともあったので、そういう時は

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「リアリティ」と「共感」は別物

「リアリティ」と「共感」は別物

以前のノートで、ぼくが漫画のキャラクターをどう作っているか整理して書きました。

最近また、少しだけ新しい考えが整理できたので、追加で書こうと思います。

結論から言うと「リアリティ」と「共感」は、全く別物だという事です。「左ききのエレン」の感想で「リアルだ」とか「分かる」というご意見を多く頂くので、一時「リアルだから、分かる」と安直に考えそうになっていましたが、その二つの感想は全くもって別だと思

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