漫画の取材について
無意識にやってる事を言語化して、再現性を持たせようと思います。
漫画の取材について、今日思った事を書きます。
これまで、ぼくが描いた漫画の9割は、取材をしていません。「左ききのエレン」は自分の実体験を元に描いていますし、ギャグマンガ系もネタ集めをした記憶はありません。
広告案件で、様々な分野の漫画を描いたので、たまにまるで知らない分野の漫画を描かなくてはいけないこともあったので、そういう時は有識者の方に取材させて頂いたりもしました。
先日ジャンプスクエアクラウンに掲載させて頂いたファッション業界を舞台にした漫画「アントレース」
ファッション業界は、部分的にしか知りませんでした。広告代理店に居た頃にアパレルのお客さんが多くて長かったので、外部の人間として垣間見ている程度でした。その頃からファッション業界そのものが好きになり、アントレースを書きました。
それで、連載漫画としては初めて取材が必要だなと思って、読切の前には主人公2人と同じ職種「デザイナー」「パタンナー」を取材させていただきました。「スタイリスト」「テーラーメイド」の取材も。ちなみに、ぼくの亡くなった祖父はテーラーメイド職人でした。
読切が掲載され、今はアンケートの結果を待って、評判が良ければ連載会議にかけるネームを書くぞ、という段階です。アンケートの結果は出ていません。どうなるか、まだ全然わからない。
だけど、読切を描いてみて、もっとファッション業界を包括的に知りたいと思って、先走って本格的に取材をし始めたところです。
今まで無自覚にやっていた取材というものを、どうやったら良いのか1つ思ったことがあるので書きます。
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