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210613【日本-メキシコ】

MS&ADカップ2021@カンセキスタジアムとちぎ, 栃木
5-1(1-0,4-1)

記録

日本
4-4-2→4-3-3→4-4-2
メキシコ
4-5-1

大陸間プレーオフを調べたら弥生姉さんの名前が出てきたりして、懐かしい気持ちになるなど。当時は自分も女子の代表に熱を入れていたわけではなかったし、なにより自身が暗黒期だったからな……。それはさておき。

4-5-1と書いたけれどリストを見る限り3トップ狙いなのだろう。ただし、ウイング式ではなく、中央を少し高めにする布陣。フラットには構えなかったから4-1-4-1を意識しているわけではなさそう。ひょっとしてエルフェンもこういうイメージだったのか。

早めの来日でコンディションを整えて臨んだという通り、メキシコの動きは良かったと思う。ボール回しとロングキックも使う、システムも現代型で発展途上ながら未来を感じるチームだなという印象を受けた。もちろん他国も同様に進化するがね。

それでも日本が大勝できたのは、シンプルにボール技術の差もあるし、クサビをつぶすクオリティ(日本の最終ライン)と、ネガティブトランジションの狙い方(日本のボランチ)の差が出て、日本が攻撃に使う時間が多くなった結果、点差は開いてしまったのかなと。

例えば、ずっとメキシコにボールを持たせていたら、当たり前だけれどもっと危険なシーンは増えたはず。そうならないための即時奪還とポゼッションでもあるので、同じようなつぶし方や対応が、アメリカナイズドされた選手たちに通用するなら、ボールゲームに持ち込んで優位に立てる。

個人のクオリティでは遠藤と木下がジョーカーとしての有用性を示したのが大きい。アシスト時のクロスの狙いはおそらく長谷川だったと思うけれど、その前のタッチで少しDFから離れる位置にボールを置いたところを評価したい。

遠藤というカードは持っておきたいとして、決勝Tまで進んでメンバーを入れ替えて、木下や塩越がバチンとやれるかどうかの検討がつかないのが不安。引いた相手を崩すためにならどちらもありだが、一対一の数と決定率で前者。抜け出すことが目的ではなく、点を取ることを目的にしないと、相手としては怖さが足りない。先制点の岩渕のように、決めて当たり前をしっかり決めてくれる人が必要なのだ。

三浦が入ってもう一回4-4-2に戻して代表でも杉田をFWで試せたので、中盤から前線にかけての人数はそろえられそう。あとは右サイドバックのローテーションだが、ドーム2戦なので清水に頑張ってもらおう。

ライトユーザーにとっては点が入って勝てばそれはそれで面白いらしいので、国内大会として放送するなら、なるほどそういう考え方もありだよなと思った次第。

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