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寿司とダイヤモンド

同級生の集まりがあった。
2つの小学校から同じ中学へ進む学区で、
公立の我が母校。


そこへ集まった5対6
同じ記憶を持つ友人達との空間、卒業アルバムを見ての会話、近況の報告。。。
あっという間に過ぎる時間


その二次会。
女子(この名称でいいかは不問のこと)1人の結婚の馴れ初めを聞き入っていた。
聞き入ったのは女4男3。
話し手はM。



その結婚への道のりは運命的というか、力業というか、大きく分岐点で方向を変えたレアケース。


もうダメだ、うまくやっていけないと思ってて、東京に呼び出されたんだよね。
それで行くときに皆に
さぁ断って来い!!と送り出されて会いに行った訳よ。
で、さぁ断るぞって気負って出向いてね。




そしたらそこは六本木の高級寿司屋で、
箱を開けたら大きなダイヤモンドが出てきちゃったのよ。
結婚します!って言っちゃったよね!
一回嫁にいってみてもいいかなってなっちゃったのよ~




そこに分かる~!!
それはなっちゃうねー!とか
なんで?!とか
其々の思いは言葉に出た。




男子は
ふうんなるほどね、が多かった気がする。
女子は
なっちゃうわねーそれは、と
私ならないなぁとに分かれた。




思いがけない結末は当人が一番驚いただろうが、周囲も驚いた。


そこで気持ちが180度回転したのは彼女の運命であり、相手の運命でもある。
もしも、その日じゃなかったら
もしも、ダイヤモンドじゃなかったら
もしも、その寿司屋じゃなかったら。。。




こういうもしもの選択をくぐり抜け、
私も今此処に居る。




歴史家は歴史にifはないという。
もしもあの時、は後からその後の未来の展開を変化させるポイントであり、
変更可能な場所だったことを認識をしている日時と場所。




もしも、あの時。




彼女の答えと同じにならないかもなぁ、と私は思ったけれど、
そういうポイントを幾つか思い出した話だっだ。




これから先、
あの時、、、を悔いないように
選択肢を全部拡げて、選んでいきたいなと改めて思った。



それでも。。。



彼女の寿司とダイヤモンドみたいに
決意をあっさり変える何かに遭遇してしまったとしたら、
その後の未来は
不確定な想定でしかない。



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咲く麦茶
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