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折鶴蘭のランナーの先の如く

しぶとい風邪をひいた。
いつもなら、葛根湯と風邪薬のハイブリッド薬を飲めば回復していくのに、3日飲んでもダメで遂には耳もぽわん、としてる。


家で、寛げない
のも大きいし、季節の変わり目もあるし、蓄積してきた疲れもあるかもしれない。


病院でコロナもインフルエンザも検査して陰性だったけど、なんか貰った薬飲んでも悪化してる気すらする。



いつもいく病院、先生の無繆性を疑う訳ではないけど、インフルエンザの時と同じような症状で熱だけ、違う。



いつも通りに動けてもタスクがこなせてないのに、不調でいつも通りはチャレンジに近い。


初めて行った耳鼻科では、的確に診察してくれた先生と、看護士さん、問診も一方的でなく伝えたことがそのまま伝わった。
薬は増えたけど、今よりは悪くなるまい。

アメリカでは皆既日食が見られたとニュースを見た。2012年に黒いレンズを用意して待ち遠しく見た。あの頃とは周囲の人も環境も私もママも違う。あの時に見たリングを今でも覚えている。


写真の緑は折鶴蘭。ママが好きで、持って来てそのうち枯れそうな姿を見て私がせっせと世話をしている。


羊歯とか、苔とか
ママの好きなものは華やかとは言えないがレアでコアなファンがいる類い。買ってきては枯らすを繰り返していた。
終いには私が大切に育て幹になり一度に80も花を付けるようになったハイビスカスに手を出し、あっというまに枯らした。


植え替えたのが、買ってきたプラスチックのゴミ箱で、水を抜く穴も開けてないから根腐れした、と思われる。


ママは物に触っては良くない。
アナ雪みたく凍らせたり、枯らしたり、壊したりする。そして決まっていう。


わさと枯らして/壊して/潰して/汚してやろうと思ってた訳じゃないじゃない


水を抜く穴のないプラスチックに植えて、想像できないか?できないんだろう。それがママだ。


折鶴蘭はママが放置してから、完全復活したうちの一つ。
ランナーを伸ばし同じように株を増やす。


折角育ってるんだから、とせっせと水と肥料をあげている。
やりたくない、ことでもない。
元気になっていく植物をみるのは嬉しい。


この折鶴蘭のランナーは伸ばした先に土があればそこへ根を張って増える。
もしかして、花も咲く。


ママはもう、植物の世話はしないけど
このランナーの先みたいに何かで刺激を受けて、新しい何かに繋がるといいなと
未来に少しだけ、期待を持つのもいいのかもしれない。


可能性にゼロは無い
奇跡だってある




未来に、
何があるかなんて、今の誰にも知りようがないんだから。




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咲く麦茶
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