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#7 誰かのためのRUN
10/20 (日) 多摩川ハーフマラソン 11:00Start
年間でも3日程度しか都内に行かない僕が、約2時間電車を乗り継ぎ、多摩川ハーフマラソンのペーサーのため二子新地駅までやってきた。
初めての場所で、しかも20㎞以上のロング走を引っ張るとなるとかなりの不安はある。しかし地元でペーサーの経験を積みたいと思ってもなかなかその機会がなく、遠征しなければならない。
なので、今回は実際のレースで他のペーサーさんがどんな気配りや声かけをしているのか。走ってみてどんな事に直面するのかを経験したかった。
スタート前まではいつものレースまでの流れ。
参加人数はそこまで多いわけではなく、ハーフで200人くらい??(見た感じ)
4'10"/㎞のペースをひたすら"刻めばいいだけ"なのに、それが難しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1729561082-XWHZdcfrkehSyvnDpxbtJOEP.jpg?width=1200)
レースの中でペースを一定にしようと思っても、スタート後は他のランナーや折返し独特のペースの上がり下がり、河川敷ゆえの緩い傾斜が感覚を狂わせる。
ペーサーは初めてではないし、競技場でほぼ毎週中学生の先頭で走っているけど、こんなにガチャガチャになるのは初めてで、後ろに着いている参加者はさぞかし『ポンコツペーサー』だと思いながら走ってるんだろうなと考えながら走っていた。
それでも10人程度の集団が形成されており、何とかリズムを掴めてペースも安定。
他の集団とのすれ違いや追い抜く時に、どうしてもペースが上がるのでバランスを見て急に下げて揺さぶりにならないように調整したり。コース脇の野球場からボールが転がってきたり。一般の歩行者や自転車との接触に気を付けたりと、走るだけでなく視覚と口とジェスチャーをフルに使いながらのラン。
給水も1キロ毎に摂れるよう設置されていたが、道路中央側を走りペーサーも僕一人なので、摂ってもよかったのだが摂りにくい状況のため無給水でゴールまで。
残り4キロは気力で維持、無事にペーサーとしての仕事を完遂。※平均4'09"/㎞
ゴール後は一緒に走った方からPBの報告や、神ペースでしたと言っていただき、素直に嬉しかった。
一人でのロードでのペーサーは初めてで、本当に貴重な経験をさせていただいた。
自分の記録の向上じゃなく、全てが見知らぬ誰かの為に、何も考えずに走れるペースを作るというのは初めて。自分のために走ったゴールとはまた違う達成感!!
帰りの電車は乗り間違えるわ、軽い脱水症状からか気持ち悪いわ、早起きしてたから眠気も襲うわであまり憶えていない。
またどこかでペーサーしよっ。