子供の可能性を最大化する要素① 親からの無償の愛 / 親子の信頼関係 / 子供の心理的安全性(5)子供の好きなことに興味を持って一緒にやる・会話のネタにする
今回は「子供の好きなことに興味を持って一緒にやる・会話のネタにする」というテーマで書きます。
【目次】
・初めに結論
・我が子を分析する
・会話して、誘う
・一緒に楽しむ
・他の会話(親が話したいこと)を増やす
・気をつけたい点
【初めに結論】
・子供の好きなことに対して親が真摯に興味と敬意を寄せ、話のネタにしたり一緒にやったりしましょう。すると、子供は「親との会話」が楽しくなり、他の話も盛り上がる様になります。
・自分の好きなことを親が理解してくれること、一緒に楽しんでくれることは子供として嬉しく、認められていると感じ、親の意見や要望(勉強頑張ってほしい等)に対しても真摯に聞く様になります。結果、好きなことは更に頑張るし、好きじゃないこと(勉強等)を頑張るモチベーションも生まれます。
・とはいえ子供のプライベートはきちんと尊重し、適切な距離感は持ちましょう。
では、具体的に見ていきましょう。
【我が子を分析する】
あなたの子供は何が好きですか?最近何にハマっていますか?
「特に何が好きで、どんな所が好きか」まで具体的に整理しましょう。
・ゲーム?
・漫画?
・Youtube? TikTok?
・恐竜?
・サッカー?
・テニス?
・釣り?
・スケボー?
・ファッション?
・お化粧?
・買い物?
ネット検索で「概要」「やり方」「楽しさ」を把握すると良いですよ。
大人の情報力の見せ所です。
好きなことが整理できたら次のステップ。
【会話して、誘う】
子供が喜んでくれる形でアプローチする。
・子供に「それ面白そうだね」「どうやってやるの?」「どんなところがハマる?」と聞く。
・自分が子供より上手なものの場合は、「こんなのもあるよ」「このやり方オススメだよ」といったアドバイスをする。ただし、上から目線や批判にならないように気を付ける。ウザがられそうなら辞める。
・「私もやりたい!週末に一緒にやらない?」と誘う。
【一緒に楽しむ】
子供が喜んでくれる形で一緒にやる。
・子供に教えてもらいながらやる。子供からすれば「仕方ないなぁ」と思いつつも、普段は教えられる・怒られる元となる親に対して教えられるのは快感のはずです。
・やってる間は全力で楽しみ、前向きで大きなリアクションをする。
「へぇ〜これすごいね!」
「楽しいね!」
「面白いね!」
「これはハマるね!」
※ 親の自分が負けた・上手くできなかったからといって決して不機嫌になったりキレたりしないこと。子供が一気に冷めます。
・終わったら「またやろうね!」「また教えてよ!」と言う。
口だけでなく、有言実行する。(ココ大事!)
継続することは大変ですが、どんなに忙しくても、定期的に時間は作れるはずです。
親子の触れ合いは、子供が楽しめることでやるのが一番です。
【他の会話(親が話したいこと)を増やす】
子供の好きなことで共に楽しく時間を過ごせる・会話ができる様になれば、子供は「親との会話は楽しい」と感じます。よって、他のお話も断然しやすくなります。
大人同士の人間関係でも同じですよね。共通の趣味や共通の話題があればグッと距離が縮まります。
学校どう?とか、部活どう?とか、これまであまり話してくれなかったことも話してくれる様になるでしょう。
また、子供がハマっていることを親も深く理解しているからこそ、「本当はやりたくない勉強」についても、「それはめちゃ楽しいけど勉強もやらなきゃだよね。どうやって時間配分するのが一番いいと思う?」というアプローチができます。子供からすれば「自分のことを尊重してくれた上でのサポート」と受け取ることができます。
【気をつけたい点】
信頼関係を築き、子供の良き理解者・パートナーであるからこそ届く言葉もあるでしょう。
ただし、気をつけたい点がありますので、NG集も用意しました。
❌ 頭ごなしの批判
(例)「こんなことばっかりやってるの!?」「つまんなくない!?」
子供の心は一瞬で離れ、子供の好きなことに二度と関われなくなります。
❌ ウザがられる様な絡み方、プライベートの邪魔になるような行い
(例)「今日から全部一緒にやろうよ」
❌ バランスの欠如
(例)「楽しいから勉強や学校をサボっても仕方ないね」
将来性のあるもの・子供が人生をかけて取り組みたい価値のあることだとしても、勉強や友人関係まで全て犠牲にする価値は有りません。
不登校等の事情によってはアプローチとして一部必要な場合も有ると思いますが、ずっと「それだけ」というのは危険です。
こんなところでしょうか。
子供といえど、「関係の構築」の原理原則は大人と同じです。
是非お考えになってみてください!