5大栄養素について(たんぱく質)
【はじめに】
5大栄養素ってそもそも何だろう?
聞いたことはあるけど詳しいことはよく分からない。。
そんな方のために5大栄養素についてまとめた記事を分割(全5回)して書いていこうと思います!
初回は5大栄養素の一つで、ギリシャ語でProteus(最も大切なもの)と呼ばれているたんぱく質についてまとめていきたいと思います。この記事が皆様にとって少しでも役に立つことができたら嬉しいです!
【自己紹介】
初めての記事なので簡単に自己紹介したいと思います。
私は普段は栄養とは全く関係のない企業で働いておりますが、趣味の筋トレを通じて栄養に興味を持ちました。最初は自分自身の筋トレに活かすことを目的にYouTubeや書籍で情報を集めて実践してましたが、段々と趣味が高じて、もっと深く栄養について知りたいと思うようになり今に至ります。
今後も今回の様な記事を書いて行きたいと思いますのでよろしくお願いします!
【1.たんぱく質とは】
たんぱく質は五大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル)の一つで、20種類のアミノ酸がペプチド結合してできた化合物です。
イメージでいうとアミノ酸が鎖状で繋がっている感じです。鎖の数によって呼び名が変わってきます。
(2〜100個程度の結合:ペプチド、100個以上の結合:たんぱく質)
筋肉や臓器、皮膚、毛髪、爪に至るまで、さまざまな人体の構成要素になります。
実は、たんぱく質を分解する消化酵素もたんぱく質が材料として作られています。そのため、たんぱく質を多く含む食材を食べるとお腹の調子が悪くなるという人は、徐々に食べる量を増やしていくと良いかもしれません。
【2.たんぱく質の分解と吸収について】
たんぱく質が体の中に入るとどういうルートで吸収されていくのでしょうか。
まず、胃にたどり着いたたんぱく質は胃液に含まれる消化酵素のペプシンによって分解されます。
次にたどり着くのは十二指腸です。十二指腸では膵液に含まれる消化酵素のトリプシン・キモトリプシン等によってさらに分解されます。
最後にたどり着くのは小腸です。小腸では小腸粘膜に存在する上皮細胞の微絨毛膜(びじゅうもうまく)で消化酵素のアミノへプチターゼ等によって分解されます。
このような段階を経て分解されたたんぱく質は、血管を通して肝臓に運ばれた後、全身に送られます。
前項で話に出てきたアミノ酸が繋がっている鎖を消化酵素で切っていくイメージです。
【3.アミノ酸の種類】
人間の体は20種類のアミノ酸からたんぱく質を合成することによって作られています。20種類のうち11種は他のアミノ酸から合成できますが、それ以外の9種類は食事から摂取するしかありません。それらを必須アミノ酸と言います。
必須アミノ酸は以下の通りです。
・バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、リジン、フェニルアラミン
トリプトファン、スレオニン、ヒスチジン
バリン、ロイシン、イソロイシンの3つはBCAAという呼ばれ方で有名ですね。
また、必須アミノ酸以外の非必須アミノ酸は以下の通りです。
・アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、チロシン、システイン
アスパラギン、グルタミン、プロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸
(各アミノ酸の役割は長くなるので割愛させていただきますが、今後アミノ酸だけの記事を書く予定です)
【4.一日の摂取量について】
これについては各個人の状況(運動習慣・体格・体重を維持したい・減量したい・増量したい等)で変わると思うので一概には言えませんが、厚生労働省の資料によるとたんぱく質の維持必要量は0.66g/kgなので、この量を下限としていくと良いと思います。できれば一日の総摂取カロリーの20%程度を目標に摂取していくと一回の食事にも満足感が出てくると思います。
【5.さいごに】
たんぱく質の概要についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。(少し駆け足だった気が否めないですが。。)
そして文字ばかりで申し訳ありませんでした。Noteの使い方に慣れておらず図等の入れ方が分かりませんでした(この辺りも改善していきたいです)
各項目については掘り下げると本当にとてつもないボリュームになってしまうので、今後さらに掘り下げたものを書いていきたいですね!
次回は脂質についてまとめたいと思います!ありがとうございました!
【参考文献・書籍】
・日本人の食事摂取基準(2020年版)
・筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト辞典
・忖度なしの栄養学
・アスリートのための最新栄養学(上)
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