2023年上半期に見た映画・ドラマなどなどの備忘録〜音楽&舞台編〜
3回に分けて書いてきた備忘録も、
とうとう今回がラスト!!
最後は〜音楽&舞台編〜について綴っていきます!
※ちなみに前回までの記事はこちらっ↓
今回綴る方たち作品たちは、特に私の人生にとって大切な出会いとなった愛おしい存在ばかりです
てな訳で、それではさっそくGO💨
★音楽★
☆ちゃんみな
"共感性100%ソング"
たまたまYouTubeで「美人」という曲のファーストテイクを見て、何となく気になって覗いてみたんだけど
久しぶりにこんなインパクトのある歌を聴いたんじゃないかって思うぐらい衝撃的で
それに何といっても、声の使い分けと表現力がすごすぎる
私も特にこの数年容姿に対して悩むことが多かったから、ほんとに共感しかなくて。
虚勢でもいいから、これぐらい強く生きていきたいなと思える楽曲で。
これをきっかけにほかの楽曲も色々聞くようになったんだけど、どれもストレートで嘘がないし、ラップやトリリンガルの強みを生かした曲も多くて、聴いててすごく勉強になるしワクワクする。
今年の年末からツアーも始まるみたいだから、行ってみたいなぁ
☆Mrs. GREEN APPLE
"どんな時でもすぐ隣にいてくれる存在"
Mrs. GREEN APPLEさんについては、これまでにも何回かnoteに書いたことがあるんだけど、実はミセスに出会ったのはすっごく最近で
今年の4月ぐらいなんだよね
ちょうど「ケセラセラ」リリース前ぐらいだったんだけど
そのきっかけが、声優の林勇さんの「ダンスホール」歌ってみた動画で。
私去年ずっとバタバタして世間から遠ざかっていたから、「ダンスホール」をそれまで一度も聞いたことがなくて、この時がはじめましてだったんだけど、この曲を聴いてめちゃくちゃいい曲じゃん?!と感動しまして
で、調べてみたらどうやらMrs. GREEN APPLEさんの楽曲らしい
→関連して「僕のこと」「Soranji」などなど聴いてみる
→見事にぶっ刺さりまくる
それで気づいたらハマりにハマって、世に出ているライブ映像などを漁りまくり、雑誌もインディーズ時代からのを集めて読み、もちろんFCにも入会し…自分でもびっくりするペースで好きになっていったんだけど
とにかく楽曲が、歌詞が、メロディーがほんとに大好きで、私にとって唯一どんなにどん底にいるときでも傍にいてくれるというか、痛みや苦しさや寂しさに寄り添ってくれる楽曲たちで。
ミセスに出会ってなかったら、今頃ほんとにどうなってたかわからないぐらい助けられてて。
リアルに命の恩人みたいな存在。
それでね、今まで見てきたライブ映像の中で、特に印象に残ってる大好きなMCがあって
2018年に開催された「ENSEMBLE TOUR」なんだけど
このツアーは、もっくん(大森元貴さん)がエンタメ性を全面に出したツアーだったが故に、本当に伝えたいことが伝わってない気がして、すごくやるせなかったし寂しかったと後々語っていた少し異色なツアーで
ライブ自体はすごく華やかなんだけど、どこか寂しさを感じるような、辛くなるような
そんななんだか不思議なツアー。
その中で、私はアンコールでのもっくんのMCが本当に大好きで、ずっと心に残っていて…
このMCを聞いたら毎回絶対泣きそうになるし、本当に諦めずに頑張ろうって無条件に思えるし、もっくんが音楽を通して、ライブを通して伝えたいことはきっとこれなんだろうなって、これが本心なんだろうなって思うと胸が熱くなる
私の大大大好きなメッセージです。
★舞台★
☆オペラ「ドン・ジョバンニ」
”歌とセリフの境界なし”
実は今までオペラを見に行ったことがなく、この作品が初オペラ
全編日本語ではなく、原曲であるイタリア語で上演だったため、上手下手両サイドに日本語訳が出てくるタイプ
普段ミュージカルをよく見ているおかげか、歌だけで物語が進んでいくオペラも違和感なく見れて
作品としては、史上最強のプレイボーイ呼ばれているドン・ジョバンニが地獄に落とされるまでを描いたモーツァルト作品で
この時の指揮が佐渡裕さんで、美しい音楽と一緒に楽しめたのも幸せでした
☆ミュージカル「ファントム」
”怪人が生まれて初めて見た光"
名作「オペラ座の怪人」を基に、新しく描かれた「ファントム」
ほぼ一緒かと思いきや、脚本家も作曲者も異なるため、意外と全然違います!!!
違いはたくさんあるけれども、特に大きく異なるのが”怪人”の描かれ方
「オペラ座の怪人」→冷酷で不気味、怖さが強調されている
「ファントム」→見た目は大人、中身は愛に飢えた繊細こじれ少年
みたいなイメージ
※あくまでも個人的主観です
私の場合2004年に公開された映画「オペラ座の怪人」を先に見たから、「ファントム」を初めて見た時に怪人が違いすぎて
??!??!!!?ってリアルになったぐらいびっくりしたんだけど
今振り返ってみると、描かれ方が違うからこそのそれぞれの良さをすごく感じていて
「オペラ座の怪人」の方は、人があまり見たがらないような陰の部分・闇の部分をわかりやすく可視化したような、その象徴として”怪人”としているような感じ
全体的に明るくなく、一貫としてジメっとしているような、見る人によって好みが分かれそうな作品
だからこそ綺麗事は描かれていないし、怪人が感情をあまり外に出さないタイプだからこそ、ヒロインのクリスティーヌに対しての行動で愛が伝わってきたりする
ラストは見る人の想像にお任せスタイルのため、切なくもどこか温かい気持ちになる
一方で「ファントム」は、怪人(エリック)が幼少期から自分の生まれ持った顔を隠しながら生きなければならず、人の愛に触れてこなかったため、身体だけが成長して心はこどものまま大人になった風に描かれている
この作品はクリスティーヌ主軸で物語が進んでいくこともあり、「オペラ座の怪人」よりも明るく、全体的に見やすくなっている
エリックの気持ちがバシバシ伝わってくるため、ぶっちゃけ後半戦は見てて辛すぎるし悲しい
それでもラストは少し救われたような気持ちになる
のが大まかな違いかなと思っていて
で、今回観に行った「ファントム」は
怪人(エリック):加藤和樹さん
クリスティーヌ:真彩希帆さん
の配役だったんだけど、それがほんとにめちゃくちゃ良くて!!
まず演出が城田優さんで、とにかく客席や照明や小道具大道具やアナウンス放送や、ご本人が役者さんだから演出の仕方がすごく面白くて
見てる人を誰一人として置いていかない、世界観への入り込ませ方というか、そこがすごかった
そしてエリック役の加藤和樹さん。
加藤さんは以前「1789~バスティーユの恋人たち」という作品で主役をされていた公演を見に行ったことがあるんだけれど、その時に感じたいい意味での”人間臭さ”が、今回のエリックに最高にマッチしていて
昔から光を浴びず、暗闇の中でしか生きれなかったところに、突如としてクリスティーヌという光が現れる
そこからクリスティーヌへの”愛”という感情を初めて抱き
なんとしてでもこの”光”を逃したくないという気持ちの変化がすごくナチュラルに描かれていて
宝塚歌劇団で上演されていた望海風斗さん演じるエリックも見たことがあるんだけど、望海エリックとはまた違ったアプローチのされ方をしていて、すっごく魅力的でした
クリスティーヌ役の真彩希帆さんは、望海エリックの時にも同じ役をされていたんだけど、その時よりもさらに進化されていて、
あれはもうただの「天使」でした
歌声が、聴いてると自然と涙が出そうになるくらい澄んでいて
本当に生で聴けて良かったなと思うぐらい、素晴らしかったです
☆みきくらのかい朗読劇「女殺油地獄」
”異次元の表現力”
中学生の頃から声優さんにあこがれ目指し、大学生の時には養成所にも通っていた私
尊敬している声優さんはたくさんいるのだけれど、そのうちの一人が三木眞一郎さん
三木さんは、表現力とかももちろんすごいんだけど、
大小関わらず自分が担当した役に対して敬意を払い、誠実に演じられている
そんな役に対しての向き合い方が大好きで
せっかくのお休み期間だし、一回朗読劇を生で体感したいなと思っていたところに、三木さんが朗読劇をするという情報をたまたま目にして
これは行くしかないでしょと急遽見に行くことに
「みきくらのかい」とは、声優の三木眞一郎さんと、演出家の倉本朋幸さんによるリーディングユニット
そして「女殺油地獄」について触れる前に、そもそもどうやって読むねん!?ってなりますよね笑
”おんなごろしあぶらのじごく”
って読みます
意外と読み方はそのまままんまです笑
この作品は近松門左衛門作の人形浄瑠璃作品となっていて、今回はそれをベースに脚色された内容となっていました
ゲストに同じく声優の羽多野渉さんをお迎えして、数十人のお役を三木さんとお二人で演じ分けられていたんですけど
その演じ分けが全く違和感なく素晴らしすぎて脱帽しました…
内容に沿って舞台セットを用いてリアルさを増したり、とにかくすごく引き込まれた
全2公演だったこの朗読劇
私は1回目を見させていただいたんですけど、お二人が出てきてから椅子に座って、言葉を発するまでの独特な緊張感が、見てるこっち側にもバシバシ伝わってきて、それもすごく印象に残ってる
言葉を聴くだけで、本当にその世界が目の前で繰り広げられているように錯覚する、想像力が掻き立てられる、異次元の表現力
声優界で活躍されている方々のすごさを改めて肌で感じたし、そんな方々に少しでも近づけるようにこれからも頑張っていきたいと改めて感じた瞬間でした。
☆宝塚歌劇団「1789〜バスティーユの恋人たち〜」
”星組の熱さが爆発してます”
中学3年生の頃からヅカファンな私(今年でファン歴9年目?!)
この「1789」が日本初上演された、2015年月組公演を立ち見観劇した時からこの作品の虜で
今回星組で、しかも礼真琴さんが主演でするなんて、死んでも見に行かねば!!!と思い取ったチケットが、まさかの休演に…
泣く泣くライブビューイングで見たんですけど
いやー最初から最後までずっと泣いてるぐらいほんとにすごかったです()
組子の熱い熱い群衆芝居、全員の一体感
そして何よりも礼真琴さんの、ハイスペックな才能に驕らずまだまだ高みを目指していく無敵っぷり
自分にとって尊敬して憧れてやまない方はこんな素晴らしい方だったなぁと改めて思わされた、本当に素晴らしい公演でした
これからも無理はせず駆け抜けていってほしい、切実に
いやー、書き終わりました!!!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
そして、なぜか謎の達成感があります笑
上半期の記録は今回で終わりですが、これからもさまざまなものに触れていきたいなと思っているので
またストックができたらあげたいな。
そしてやっぱり感じたこと気づいたことを文字にすることって大事なことだなと思いつつ、
書きながら新しく発見することも沢山あったし、私にとっても有意義な時間となりました…!
それではまたっ!👋