2023年の夏に開催されたMrs. GREEN APPLEのアリーナツアー&ドームライブの円盤化を記念して、全国各地の映画館で行われた「SPECIAL CINEMA VIEWING」
有難いことにどちらも見に行けたので、今回は感想やら新たに気付いたことやらレポなどを書き残せたら!と思っております。
(今回は自由にレポしても大丈夫みたいなので!)
そもそも「SPECIAL CINEMA VIEWING」ってどういうものなのかと言いますと、まず最初に映像化されたライブを上映してから、舞台挨拶としてMrs. GREEN APPLEの御三方が司会の方と共にライブを振り返っていく、といった内容です。
個人的に、昨年WOWOWで放送されていたものは見ていたのですが、円盤の方はまだ買えておらず…
なので完璧初見だったんですが、新たにエフェクトや新規カットが追加されていたり、MCがフル尺で使われていたりとすごく見応えがありました!
なのでこれらも踏まえてレポしていこうと思います💨
★NOAH no HAKOBUNE★
☆映像化するにあたり新たに追加された場面
ノアに関しては以前こちらで感想や考察を書いたりしていたのですが↓
そこに追加で、WOWOWには無かった新規のところを中心に書いていこうと思います。
まずは『エフェクト』ですね。
このライブは乗っている船が荒波雷雨に巻き込まれるところから始まるのですが、所々雨で画面が濡れているエフェクトが施されていたり、「Blizzard」という楽曲では画面の端っこが雪で凍っていたりと、そのシーンにより入り込めるような演出が追加されていました。
中でも「私」の時のエフェクトが凄く良くて!!
この楽曲は冬のバラードなんですけど、手に息を吹きかけたらちゃんと白い息が出てて、キーボード涼ちゃんがソロを弾く前のカットなんて幻想的で本当に美しかったです。
楽曲終わりにギターひろぱが切ない表情を浮かべる新規カットも、ものすごく素敵でした。
そして何と言っても『オリーブの葉』のくだりが衝撃的で!!
いや、オリーブの葉っていきなり何やねんと思う方もいらっしゃると思うので、簡単に説明させていただきますと、
以前こちらのnoteにも書いたように、
遥か昔どんどん悪さをするようになった人間を見兼ねた神様が大洪水を起こして滅ぼそうとするが、善人であるノアとその家族、動物たちは神様の指示を受け方舟に乗ることで生き延びることができた。地上の水が引いたことを調べるために鳩を飛ばしていたが、ある日オリーブの葉を持ち帰ってきたことから大洪水が終わったことを知ることが出来た。
というノアの方舟のお話において、オリーブの葉というのは非常に重要なキーアイテムになっているのです。
そのオリーブの葉が今回新規カットでなんと2回も登場していたので、あまりの衝撃に時空が止まりました()
まず一体どこでその新規カットがあったのか、なんですけど、
①Siipさんが「scenario」を歌い終わって、舞台上から姿を消す直前にオリーブの葉を床に落とす
②「Folktale」が終わって「norn」にいく前に、ボーカル大森さんが床に落ちているオリーブの葉を拾い、胸に当てる
この2カットがありました。
以前上記のnoteでSiipさんと『ノアの燔祭』は関係があるんじゃないか、所謂生贄的なポジションで登場したのではないかと考察していたのですが、
このカットを見た時に、もしかしたらそれ以外にも別の役割が投影されているのでは…?と思いましてですね
2つ程思い浮かんだので、ちょっと書いていきたいと思います。
まず1つ目は、"鳩"としての役割。
先ほどノアの方舟の話に触れましたが
鳩がオリーブの葉を持ってきたことで、ノアたちは大洪水が終わったことを知ることができた。
Siipさんもオリーブの葉を落とし、それを大森さんが受け取っている。
セトリを見ても、Siipさんが登場するまでの前半はもちろん明るい曲はありつつも「Viking」「Blizzard」「Loneliness」など内省的というか陽と隠を行き来する楽曲が組まれていますが、登場してからの後半は楽曲的に安定している、陽の部分を持つ曲でほとんど構成されているような気がします。
(Soranjiも大枠で見ると壮大な愛の楽曲ですし)
この前半と後半のセトリの対比からも、『Siip≒鳩』が成り立つのではないかと思いました。
そして2つ目は"運命の女神"としての役割。
これはですね、②の新規カットの場所に注目したんですけど、Siipさんがオリーブの葉を落としてから拾うまで、3曲も挟んでるんですよ。
普通に考えたら、「scenario」の後の「HeLLo」とか「ダンスホール」の前後にきても全然おかしくないと思うんですけど、あえて「norn」の前に拾っている。
しかもSNSでの反応を見る限り、ライブではこのシーンは無かったらしく、映像化するにあたり別撮りで組み込んでる可能性が高いんですよね。
となると、やっぱり「norn」前にオリーブの葉を拾い、尚且つ胸に当てている、というのが重要な気がして。
で、なぜ"運命の女神"なのかというと、「norn」のここの歌詞にピンときたんです。
Siipさんの「scenario」という楽曲は、簡単に纏めるとこの世界で起きることは全て自分のシナリオ通りなんだ、という内容で
この世界観でいくと、運命を司っているのは紛れもなくSiipさんで。
だからSiipさんが落としたオリーブの葉に何かを感じて、そこから「norn」という楽曲が始まるのはすごく自然な流れなのかな、と思いました!!
あと"女神"という性別の点に着目すると、今回Siipさんは敢えて本人ではなく女性のダンサーさんがされている(これはあくまでも予想ですが)のにも、実は関連があるのでは?!
なんて思ったり。
Siipさんは正体不明のアーティスト故に余白がいっぱいあるので、考察がジャンジャカ沸いてきて凄いです。
それを今回のライブに組み込んだミセスもすごい。
という結論に至りました笑
☆舞台挨拶レポ
完璧に覚えている訳ではないのですが、記憶出来ている限り書き起こしていこうと思います!
※以下のレポはあくまでもニュアンスです。
※敬称は省略させていただきます。
★Atlantis★
いやー、映画館での「Atlantis」は最高でした。
ていうかそもそも、Atlantisのnoteを書くって言ってからもう何ヶ月経つんだっていう話なので、いい加減そろそろ書きます。
近々投稿しようと思ってるので、感想等もその時に合わせて書けたら!!と思っておりまする。
☆舞台挨拶レポ
今回30分ぐらい話してたみたいなので記憶から飛んでるとこもありますが、覚えてる限り書き留めていこうと思います!!
※以下のレポはあくまでもニュアンスです。
※敬称は省略させていただきます。
最後に。
去年の勢いのまま今年以降も突っ走っていくような気がするし、沢山のものを抱えているのも想像するに難くないけど、やっぱり身体が資本だから3人とも無理しすぎないで欲しいな…
これからも3人が笑顔で音楽を奏でられますように。