せとか畑のすみでおはぎを食べる
忽那諸島・中島で暮らし始めて12日目の9月24日、今日も引き続き援農へ行きました。農作業が続いていて、流石に疲れが溜まってきたような気もするのですが、島の方々が朝早くから畑で働いているところを見ていると、がんばらないと、と思います。
今日は一日、森さんのせとか畑にて、夏秋梢を切っていく作業と摘果を行いました。みかんの木が大きくなると、生えてくる夏秋梢も多く、芽の根本の茎も立派になっていくので、芽切り鋏を握る手が痛くなってしまいます。
山の麓のほうにある森さんのせとか畑には、だいたい40本くらいの木が植っているのですが、せとかの鋭い棘が手に突き刺さるし、ハサミを持つ手はハサミの握りすぎで痛むしで、大変でしたが、夕方ごろにはやっと一通り作業を終えることができました。
作業がだいたい終わった17時ごろに、森さんご夫妻が一緒にスーパーへ行こうと誘ってくださり(なんでも、島のスーパーは金曜日が安売りの日なんだそうです)、3人で中島で唯一のスーパーへ行きました。
私は、なんとこの日が初のスーパーになりました。引っ越してきた翌日に、集落にある商店で卵を買ったことはあったのですが、島でいろいろな方からいただいたお野菜や、最初の引っ越しで持ち込んだ食材(お素麺とかパスタとか…)を使ってご飯を作っていたので、実に12日間食料品のお買い物をしていなかったことになります。
関東や関西で暮らしていたころは、たとえ大した自炊をしていなくても、12日間もスーパーに行かないなんていうことはなかったので、感激すると同時に、たくさんお野菜をくださった島の方々(あゆみさんやまーこさん)や、農作業の合間にいつもおやつをご馳走してくださる森さんご夫婦に、感謝してもしきれないなあ、と思いました。
島の唯一のスーパーを3人でぐるっとまわって、ひととおり買い物を済ませて、ふたたびせとか畑に戻って、買ったばかりのおはぎを3人でいただきました。そういえばこちらに来てから、あんこのお菓子は食べてなかったな。1日格闘したせとか畑のすみで食べた久しぶりのあんこ、とってもおいしかったです。