農音

東京→忽那諸島・中島(愛媛)への移住を経て、島でみかんを作ったり、農家さん達の援農へ行ったり、空き家を発信したり、島へ来てみたい人のお手伝いや案内をしたりしています。みかんの購入はこちら🍊https://ec.noon-nakajima.com

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東京→忽那諸島・中島(愛媛)への移住を経て、島でみかんを作ったり、農家さん達の援農へ行ったり、空き家を発信したり、島へ来てみたい人のお手伝いや案内をしたりしています。みかんの購入はこちら🍊https://ec.noon-nakajima.com

マガジン

  • 東京男児・島ものがたり

    小・中・高・大と東京で育ち、2022年春から都内で社会人になる大学生です。 就職も卒業も決まった後、このままでいいのかとふと思い立ち、瀬戸内海にある中島という離島で、一人田舎暮らしを始めました。 井の中の蛙である東京男児が中島で生活する物語です。お気軽にお読み下さい。

  • 忽那諸島・中島 仮暮らし日記

    関東での生活を休止し、忽那諸島・中島にて、1年間限定で生活を始めた島暮らし初心者による日誌です。農音の活動はもちろん、島で生きるなかで見つけたおもしろいこと、不思議なこと、美しいことやおいしいものを書いていきます。

最近の記事

【No.9 農家さんの「休もうや〜」文化】

皆さんこんにちは!ジョルディです。こちらでは、みかんの収穫も山場を迎え始めてました!11月後半から年末にかけて、中島では「みかん一色」に染まります。電話でもみかん以外の話はするな!となるほど、大忙し。 なので人手も必要で、私もほぼ毎日、色々な畑に駆り出されています。そうした農家さんのもとで働く際のひとつの楽しみが、「ひと休み文化」です。一日中仕事をするときは、午前の真ん中で「ひと休憩」、お昼挟んで、午後の真ん中でまた「ひと休憩」をします。 各農家さんごとで異なる「ひと休み

    • 【No.8 長い目の物差し。】

      突然ですが、皆さんは時間軸について考えたことがありますか? 最近、中島に来てから強く感じることに『時間』の捉え方があります。今回は、かねてから記事にしたいと思っていたテーマである、私なりの時間感覚「長い目の物差し」の話をお伝えします。今、時間に追われている人にこそ是非読んで頂きたいです。ぜひ一読してみて下さい😎 1. 東京での生活=自分の人生が基準平日は電車に乗って職場や学校へ。社会人であれば朝のメールチェックから一日が始まり、学生であれば夜勤バイトで終わるのでしょうか?私

      • 【No.7 食に困ったら釣りに行きなさい。】

        だいぶ期間を空けてしまいました!ご無沙汰しております、ジョルディです!中島で生活し始めて1ヶ月ほどが経ち、こちらでの暮らしにも慣れてきたところです。さて今回は、中島暮らしでは外せないテーマである「瀬戸内海の海の幸」についてお話します! まず中島に来て驚いたのは、その澄んだ海!東京湾とは比較ができないほど綺麗な海ですから、そりゃもう威勢のいい魚は、わんさかいます!タコ、イカ、サヨリ、メバル、アジ、タイ、ハマチ、ブリ、フグ、オコゼ...などなど、あげればキリがないですが、釣り素

        • 【No.6 イノシシ捌きのススメ】

          こんにちは! 突然ですが、皆さんは豚肉、牛肉、鶏肉なにがお好きですか? 私はもうひとつの選択肢、イノシシ肉が好きになりました。今回はその「イノシシ捌き」や「イノシシ料理」についてご紹介します! 東京のスーパーでは、いつも切り身で売られている豚肉や牛肉ですが、実際に動物を捌いてみると、「こんな段階を経て、商品棚に陳列されてるんだな〜」と、実感します。この記事では肉を捌いている写真も載せていますが、もちろん見ない自由もあると思うので、見たくない方はこの記事を読むのをお勧めしませ

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        • 東京男児・島ものがたり
          9本
        • 忽那諸島・中島 仮暮らし日記
          15本

        記事

          みかんの木はメエともモオとも言わない

          少し間があいてしまいましたが、その後も無事に中島で暮らしています。ムミです。10日ほど前のことになってしまいますが、10月13日、忽那諸島・中島で暮らし始めて1ヶ月目の日の日記です。 10月の上旬から、中島でずっとみかんづくりをされてきている土井さんという方の畑のお手伝いへ行くようになりました。 土井さんは、20年ほど前から個人で土井果樹園というWebページを運営されていて、そこでご自身が作られたみかんを販売されています。土井さんのみかんは農音のくつな商店ではまだ取り扱わ

          みかんの木はメエともモオとも言わない

          【No.5 仕事1日目、井戸に落ちる。 〜中島みかんの歴史〜】

          こんにちは!ジョルディです。今日は、中島での農作業の話をご紹介します!中島の農家さんたちは、それぞれ複数の畑を所有しており、そこで様々な種類の柑橘やらなんやらを栽培しています。農音でもいくつか畑を持っており、自分も早速、畑に連れて行ってもらいました! 1. みかんの種類は何個でしょう?まず連れて行ってもらったのはみかん畑。 そう言えば、中島に上陸した初日に、田中さんが「みかんの種類、何個知ってる?」という質問を投げかけてくれました。 1つも知らない私は「和歌山と愛媛がみか

          【No.5 仕事1日目、井戸に落ちる。 〜中島みかんの歴史〜】

          【No.4 『アリの巣コロリ』との出会い】

          突然ですが、「アリの巣コロリ」を皆さんはご存知でしたか? 私は20年近く生きてきて初めて知ったので、とても勉強になりました。知らない方のために結論から述べると、アリの巣コロリとは、家のアリを退治するための、田舎の三種の神器だそうです。今回は、そのアリの巣コロリの物語をお伝えします!🐜 1. 中島アリの巣事変古民家に住み始めて数日。台所で料理をしていたら、黒い物体がゾロゾロ歩いていました。なんだこれは?と思ってよくみたら、そうです。アリ!あらゆる隙間から家に入ってくるアリ

          【No.4 『アリの巣コロリ』との出会い】

          【No3. 古民家に住む。 カニ入り洗濯機】

          こんにちは、今回は中島での住居、古民家を紹介します! 私が中島に来る前に、農音の田中さんが古民家を用意してくれてました。(農音は空家バンク事業も行っていることは以前ご紹介しましたね!) 古民家の良さは、「引き継ぐ」というところかもしれません。それまで住んでいた方の生活が垣間見える中、受け継ぐものは受け継ぎ、自分なりにアレンジしたいものはアレンジしていく。なので今回は古民家で住むにあたって私なりの引継ぎ方をご紹介します🕶 1. 中島上陸、そして我が家へ 中島に上陸後、早速

          【No3. 古民家に住む。 カニ入り洗濯機】

          【No.2 そうだ、中島へ行こう。】

          こんにちは!ジョルディです。 第二弾となる今回は、東京から中島についてのお話をしたいと思います。現在、中島にきてもうすぐ2週間になりますが、記憶を呼び起こしながら綴っていきます! 1. 東京から中島へ朝7:50成田発の飛行機で松山空港へ。格安の往復で3万円弱ぐらいでした。(直前にとったので少し高いかもです)愛媛についてまず感じたのは、「天気の良いこと!」瀬戸内海に面しているだけあって、湿気も少なく、心地いいそよ風とともに私を迎えてくれました。 早速、その足で中島に向かうべ

          【No.2 そうだ、中島へ行こう。】

          みかんの荷造り

          10月6日、忽那諸島・中島で暮らし始めて24日目でした。 中島では極早生のみかんの畑のみかんが色づいてきていて、柑橘の季節が訪れはじめていることを感じます。 今日は、農音で販売している定期便のための選果と箱詰めの作業を行いました。 10月の定期便は極早生の温州みかんとすだちです。 発送のために段ボールを組み立てて、みかんを一つ一つ目視で確認しながら箱詰めしていきます。ある農家さんはこの箱詰めのことを「荷造り」とおっしゃっていました。みかんと旅に出るみたいで、かわいいなと

          みかんの荷造り

          津和地島おさんぽ

          忽那諸島・中島に暮らし始めて22日目の10月4日、今日は中島を離れて、島を訪れてくださったお客さんと、津和地島をめぐりました。 津和地島は、中島の隣の隣の島で、同じ忽那諸島に属していますが、広島県の江田島・倉橋島や、かの宮本常一の生地である山口県の周防大島・情島と隣り合っている県境の島です。2021年の4月の時点で、人口が260名程度、65歳以上の人口が196名の高齢化率75%の島だそうです。 同じ忽那諸島とはいえ、集落の雰囲気や民家の造りが中島とは大きく異なります。なぜ

          津和地島おさんぽ

          【No.1 島暮らしへの経緯】

          初めまして! 人生のほとんどを東京で過ごし、来年春から都内で社会人になる予定の大学生です。🕶 ふとした思いから、瀬戸内海の離島、中島で一人田舎暮らしを始めました。 せっかくなので、自分の島生活の記録を残そうと思います!ぜひ気軽に読んでくださいね! 1. 自己紹介🍊〜自己紹介〜 ・名前:ジョルディ ・年齢:23歳 ・経歴:スペイン生まれ。3歳から帰国し、小中高大と東京で過ごす。(高2と大3で1年ずつ米国留学を経験)来年春から都内の広告代理店に就職予定。「日本のことを知らなす

          【No.1 島暮らしへの経緯】

          おみどりとお参り

          10月3日、忽那諸島に暮らし始めて21日目、3週間が経ちました。 昨日、私が住んでいる地区では「おみどり」という秋祭りの前夜に行う神事がありました。 昨日のおみどりを見ることはできなかったのですが、今日の秋祭りに際して、神社のお参りへ行きました。今年は新型コロナウイルスの影響で、秋祭りとはいえ神輿曳きは行われず、神事のみで、地域の方々が好きな時にお参りに行くという形となっていました。 私も早速、ちょうど島を訪れて下さったお客さんと、朝から神社へ行ってみました。地域のおば

          おみどりとお参り

          お行儀のいいイノシシと天の川

          9月29日、忽那諸島・中島で暮らし始めて17日目でした。まだ遠くにいるはずの台風16号の影響なのか、じめじめとした1日でした。 今日も引き続き、森さんの畑へ援農へ行きました。南柑(温州みかん)の畑の摘果を行いました。山の上から下へ、一本一本剪定をしながら摘果をしながら進んでいきます。畑の場所の影響なのか、風がなく、でも日差しは強く、じめじめとして、作業をしていると汗が吹き出します。 作業をしていると、森さんが「ここ、イノシシが来とるね」とおっしゃって、見に行って見ると、み

          お行儀のいいイノシシと天の川

          みかんモノレール

          忽那諸島・中島にて暮らし始めて14日目の9月26日、朝から曇り空でした。太陽が出ていないと、少し肌寒いくらいかも、と感じる朝でした。今日は日曜日ですが、10月・11月からの収穫シーズンを前に、日曜日も朝早くから作業をされる農家さんもいます。 今日も、引き続き森さんの畑のお手伝いだったのですが、今日は初めて、モノラック(みかん畑にあるモノレール)に乗り、山の上のほうにある畑に摘果にいきました。 ※モノラックは中島に限らず広くみかん畑で利用されており、荷物やみかんを運ぶ際に人も

          みかんモノレール

          せとか畑のすみでおはぎを食べる

          忽那諸島・中島で暮らし始めて12日目の9月24日、今日も引き続き援農へ行きました。農作業が続いていて、流石に疲れが溜まってきたような気もするのですが、島の方々が朝早くから畑で働いているところを見ていると、がんばらないと、と思います。 今日は一日、森さんのせとか畑にて、夏秋梢を切っていく作業と摘果を行いました。みかんの木が大きくなると、生えてくる夏秋梢も多く、芽の根本の茎も立派になっていくので、芽切り鋏を握る手が痛くなってしまいます。 山の麓のほうにある森さんのせとか畑には

          せとか畑のすみでおはぎを食べる