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【海外大学受験】Step3: 入学要件の整理
今回はこちらで書いた海外大学受験の6 Stepのうち、
第3のStepの詳細パートになります。
まずは改めてこのStepに於ける論点を再掲します。
Step3: 入学要件の整理
受験するプログラムの入学資格は何か?
応募に必要な書類やテストは何か?
合格者の選定方式はローリング or ラウンドか?
さて今回は、受験するプログラムの受験戦略を練るための
下準備といったフェーズになります。
期待成果として、受験校の各種条件をまとめたロングリストが
作成できていればOKです。
まとめるツールは自分の好きなもので問題ありません。
Excel、Word、手帳などなど。
ポイントは受験校の情報が一元化され、必要な情報が
常に一目でわかるようになっていることです。
ここからは、このStepに於ける各論点を少し解説します。
受験するプログラムの入学資格は何か?
これは文系のプログラムであればそこまで気にする必要はありません。
例えばコンピュータ系(コンピュータサイエンス、データサイエンス等)に
行きたい場合、以下のような受験条件が課される場合があります。
”コンピュータサイエンス、もしくは同等の学部レベルの学位を有している”
”特定の科目リストに基づいて、数学やプログラミング関連で既に公式に履修している”
当たり前ですが、応募資格を満たしていなければ
受ける資格がありません。。。
代替できると自信が持てる経験やスキルを持っている場合は
アドミッションと交渉してみるのも手ですが希望は薄いです。
意外と誰でも受験可能だと思いがちですが、実際は細かく決まっているので
注意が必要となります。
応募に必要な書類やテストは何か?
こちらはこのStepのメインです。
何をもってこのプログラムは合否を判定するのでしょうか?
これを徹底的に調査します。
学校が掲げる理想の学生像は?
エッセイはどんなテーマ?何文字?何個書く?
必要なテストやそのスコアは?ウェイバーの条件は?
成績表はいつ必要になる?
オプショナルで追加アピールできる書類は?
受験費用はどれくらいになる?
などなどまとめる項目は多いです。
受験校すべてに関し行って情報を一元化します。
必要な書類のカテゴリは同じでも評価基準が異なるため
学校ごとの特色を掴むことは非常に重要です。
この時点でカルチャーフィットしない学校も分かってきます。
合格者の選定方式はローリング or ラウンドか?
ローリングかラウンドか、というのも重要なポイントです。
どちらになるかで、受験スケジュールが大きく異なるためです。
ローリングというのは、簡単にいうと早い者勝ち方式。
アプリケーションがオープンになった後、書類を出した人順に
評価と合否が即座に判断されます。
ラウンドは、アドミッションによるレビューのタイミング(ラウンド)を
複数設定し、そのラウンド毎に合否を決める形です。
つまり、ローリングの場合はアプリケーションの締め切り日は
実質的に応募開始日となります。
一応この日まで書類を受け付けます、と日時は書いてありますが
そんなものは意味がありません。
完全なるスピード勝負がこの方式です。
席が埋まった瞬間に前倒しで締め切られてしまいます。
特に海外大学はクラスのダイバーシティを確保するために
国籍やキャリアバックグランドが被らないように意識しています。
なので例えばあなたが日本人の銀行員だとして、
応募時にすでに同じカテゴリの人が受かっている場合
学校としてもう取る必要がない=不合格にせざるを得ない
といったパターンになってきます。
反対にラウンドは締め切り日は受験者共通なので、
書いてある日までに最高の書類を準備するのみです。