書籍「10年目の手記」出版！記念トークイベントまとめ

2020年度に実施した「10年目をきくラジオ モノノーク」。
企画内でみなさんからお寄せいただいた「10年目の手記」が、このたび本になりました。

10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす

「10年目の手記　震災体験を書く、よむ、編みなおす」。「生きのびるブックス」さんより、2022年3月11日発売です！

東日本大震災から10年。これまで言葉にしてこなかった「震災」にまつわるエピソードを教えてください。わたしたちの呼びかけに応じて、暮らす土地も被災体験も様々な、全国の人びとからたくさんの「10年目の手記」が届きました。受け取った手記を繰り返し読み、語らい、声にして伝える。実践を通して実感したのは“読む”ことの豊かさでした。
本書は、13編の手記を掲載した震災手記集でもあり、手記を“よむ”“編みなおす”実践の記録でもあります。わたしたちの経験が、災禍を体験した他者の声に耳を傾けるレッスンとなり、考え語らう場が生まれるきっかけになればと願っています。　

「10年目の手記」プロジェクトメンバー
瀬尾夏美（アーティスト／一般社団法人NOOK）
高森順子（社会心理学者／阪神大震災を記録しつづける会）
佐藤李青（アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー）
中村大地（作家、演出家／屋根裏ハイツ主宰）

本書は、「第一部　よむ　10年目の手記と往復エッセイ」、「第二部　編みなおす　10年目をこえにする」の二部構成となっています。第一部では、手記を読むことを巡る高森と瀬尾がゆるやかに応答し合った往復エッセイと、二人の語りに織り込まれた13本の「10年目の手記」を掲載。第二部「編みなおす」では、「10年目の手記」の成り立ちや変化について佐藤が語り、手記朗読の演出をしてきた中村がそのプロセスを語ります。併せて、手記を紹介する場でもあった「10年目をきくラジオ　モノノーク」の記録も掲載しています。

『10年目の手記　 震災体験を書く、よむ、編みなおす』
瀬尾夏美／高森順子／佐藤李青／中村大地／13人の手記執筆者
［発行］生きのびるブックス
［写真］森田具海
［ブックデザイン］成原亜美（成原デザイン事務所）
［印刷・製本］中央精版印刷株式会社
［価格］1,900円+税
ISBN978-4-910790-02-2

書籍の出版記念として、各地で関連イベントを開催しております！

◆ON READING さん《名古屋》
2022年3月26日（土）19：00～　※終了しました

……………………………………………………………………………………

◆恵文社さん《京都》
2022年3月30日（土）19:00～　※終了しました
トーク：瀬尾夏美、高森順子

恵文社さんでは関連書籍の選書フェアにあわせて、本の表紙を飾ってくれた写真家・森田具海さん撮影の「とある窓」ミニ展示もございます！

……………………………………………………………………………………

◆《岩手》
『10年目の手記』出版記念トークイベント 　瀬尾夏美×くどうれいん 「小さな声を拾い集める」
2022年4月16日(土) 17:00〜
会場：岩手県公会堂
詳細・お申し込みはBOOKNERDさんのwebをご確認ください↓

(電子チケット)『10年目の手記』出版記念トークイベント 　　　　瀬尾夏美×くどうれいん 「小さな声を拾い集める」

……………………………………………………………………………………

◆本屋B＆Bさん《東京》
【オンライン配信イベント】瀬尾夏美×小松理虔
「震災体験を聞く、語る、共有する」
2022年4月19日（火） 20:00〜

イベントの詳細＆お申し込みはこちらから
👉https://bb220419a.peatix.com
……………………………………………………………………………………

イベント情報は随時告知を追加してまいります。トークイベントやミニ展示開催のご相談やお問合せも大歓迎です。どうぞよろしくお願いいたします！