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僕が自己啓発本を読まなくなった理由。

最近は、薄々気づいてる人が増えてきたと思う。
ほぼすべての自己啓発本の根本は同じ。
著作権にひっかからないように。
ビミョーな言い回しや表現を変えて同じことを書いてる場合が多い。

それだけならいい。

著者の武勇伝で9割で。
大事なことは1割にも満たない本も多い。

しかも、流行りだけを意識した内容だったりもする。
僕が未成年の頃は。
だいぶコンプライアンスのなかった時代で。
全員が学校の卒業と同時に就職して。
長時間労働、休日出勤、寝ないで働くのが美徳とされてた。
それを応援する内容の本が多かったので。
僕は大学生の頃に過労で入院した。

令和になって。
だいぶそのへんも改善されてはきてるが。
根本は変わってない。

なぜかというと。
古代ギリシャの哲学者や。
孔子の論語などで。
すでに古典のもので十分にまとめられているのだ。

その根本を以下にまとめてみた。


無知の知

自分が知らないことがある、というのを知ることです。
自分は無知だ、ということを知る、ということ。

令和風に説明すると。
大学や専門学校のすべての学科を卒業したところで。
氷山の一角です。
今ある仕事のすべてを経験したとしても。
氷山の一角です。
すべての国に渡り歩いたとしても。
それは氷山の一角です。

一生かかって勉強したり、経験しても。
それは氷山の一角であり。
知らないこと、わからないことのほうが多い。
ということです。

老若男女問わず。
誰に対しても知ったかぶりをせずに。
知らないときは知らないと正直に言って。
ググって調べたり。
知ってる人に教えてもらうのが本当の意味で優秀な人です。

EQ(Emotional Intelligence Quotient・心の知能指数)

感情をコントロールする能力、とでも言えばいいでしょうか。
勉強も仕事もスポーツも。
一流と呼ばれる人の多くは、共通してこの指数が高い。

集中すると。
ゾーンに入る、というのをよく見聞きしますが。
いざというときにゾーンに入ると。
すごくハイパフォーマンスです。

夢中になって時間を忘れる、というのもこれ。
なにもかも忘れて。
夢中になれるというのは。
この指数が高い場合が多い。

マズローの欲求段階説

承認欲求や、自己実現欲求って、よく見聞きしますが。
このことです。


欲求段階説の図

この記事は欲求段階説を解説する記事ではないので。
詳細はググっていただきたい。

今の日本で、生理的欲求、安全欲求を求める人はほぼいないと思う。
多くの日本人は社会的欲求と承認欲求を。
いったりきたりしてると思われます。

そこに自己実現欲求になろうよっていう自己啓発本が多い。

まとめると

無知の知を理解したうえで。
自己実現欲求で夢中になり、ゾーンに入るような仕事をするのが。
1番クォリティ高い仕事できる、ということ。

苦労とか努力では、その領域には行けません。

自分の好きなこと、やりたいことの自己実現欲求で。
夢中になるのが1番の仕事術です。

料理が好きだから料理人になる。
音楽が好きだからミュージシャンになる。
ものつくりが好きだからエンジニアになる。

こういう人生をひとりでも多くの人におくってほしい。
それが1番、笑顔が増えるから。
この世の中の仕事は笑顔のためにある。
笑顔を想って夢中になれば、1番いいよね!!

愛を込めて。

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