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目を閉じ星になっても
大切な人が目を閉じ星になっても
朝の光は容赦なく平等に爽やかで
お客さまとこの上ない笑顔で言葉を交わし
同僚と天真爛漫な明るさで冗談を言い合う
昨日と同じ世界が私を通り過ぎていく。
わたしのこの言葉にならないかなしみは
花弁が開きやがて落ちていくように
わたしの心からゆっくりと剥がれ落ち
流れないわたしの涙の代わりに
固形の雨粒となって
沈んでいくのでしょう。
わたしの奥深く
【日記】斜め上をいく愛情
月曜から高熱で寝込んでいるわけなのですけれども、今日の午前中、おばあちゃんが階段の下から
「〇〇ちゃーん、大丈夫?おばあちゃん、もう行くけれど、お昼作ったからねー食べてねー」
私は、おばあちゃんという存在の有り難みを痛感しながら、カスカスな声で「はーい」と返事を絞り出した。
12:00をまわって目が覚めたので、台所にお昼ご飯とやらを見に行った。おうどん?お粥?味噌おにぎり?なんて、病人食いしん坊
きえる 音に 心澄ます
細いその先を
そっと火に翳す
見詰める
見つめる
みつめる
やがて
揺れる ほのお は
しずまっていき
終いには
すん っと
闇に
吸い込まれるように
溶けてゆくように
きえる
残り香が漂う
私は そっと 手を合わせる