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ヴィレッジヴァンガード
最近、「出版区」の YouTube にハマっている。ざっくりどんなコンテンツか説明すると芸能人やアイドル、YouTuber といった著名人を本屋に呼んで1万円分本を買ってもらうという企画。なかでもヴィレッジヴァンガードの回はどれもハズレはなく、サブカルオタクにとっては興味深いものばかり。
何を隠そうぼくもかつてはヴィレッジヴァンガードに足繁く通っていたお客さんのひとりなのだから。「ここにいけば、ひととはちがった作品にであえる」「ヴィレッジヴァンガード=ファッション」なんて学生時代は考えていた。ぼくの人格形成を何割かはヴィレヴァンでできているといっても過言ではないと思う。たとえば浅野いにお、松本大洋、五十嵐大介のマンガだったり、直近だと町田洋だったり。小説だと五木寛之『青年は荒野をめざす』とか舞城王太郎の作品だったり、大槻ケンヂの『グミ・チョコレート・パイン』だったり。村上春樹もここにひょっとしたら入るのかもしれない。ホントあげたらキリがない。
当時は週3くらいで通っていたはずだ。数ある店舗のなかでもいちばん通ったのはお茶の水店。地下にあるということもあり、まるでひみつ基地。知ってるひとしか通えない場所という秘匿な感じもまたよかった。
で、話を冒頭に戻すと「出版区」の YouTube はいろんなひとのヴィレヴァン遍歴を垣間見れるからおもしろい。みていて共感するポイントも多いし、逆に発見も多い。やっぱり普段生活していると好みのものばかりチェックしてしまうので、範囲外の情報を知るたのしさもある。
もうすでに何本もコンテンツがあがっているのだけど、ぼくが好きなのは芸人永野の回とエレキコミックスやついの回、元ラーメンズ片桐仁の回、ライター吉田豪の回(ほかにもおもしろいコンテンツもあります)。
ヴィレヴァンフリークのかた、読書好きだったりサブカル好きのかた。ぜひチェックしてみてください。
ではでは。