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生徒指導はパン作り?


なんでいうことを聞いてくれないんだろう?
こんなに頑張っているのに。
こんなに毎日考えてるのに。
隣のクラスはうまくいってる。
もう・・・疲れた。


今回は、メッセージでご相談を受けた先生に答える形で記事を書かせて頂こうと思います。

その先生は、「指導しても伝わらないなあと思うことが続くと、疲れてしまったり、そのこのことが嫌になったりしてしまう時があります。のん先生はどんな心、態度で関わっていきますか?」というご相談でした。

まずは言わせてください・・・・。


あるある!!!😂
全力で・・・あります!!!



全力で共感です。

なので、まずは落ち込まないでいただきたい。多分私以外にも教員をしていたら、どこかで高言う気持ちになるタイミングはみなさんあるんじゃないでしょうか?

自分だけじゃないって思うだけで、少し気持ちが楽になるかもしれません。


私も働き始めて、はじめて担任を持たせてもらった時は、私が何とかしなくちゃ。私がこの子を変えなくちゃ。と躍起になっていて、だからこそうまくいかないと、もやもやして落ち込んで・・・そしてその子に指導するのが怖くなって・・・となってしまいました。


そんな時に出会った、本というか漫画があるんです。


Bread &Butter 芦原 妃名子著



この漫画の主人公の女性は、小学校の先生だったんですけど、学級崩壊を起こしてしまって、先生を辞めてしまうんです。その後、パンを作る場面があるんですけど、パンが焼けるオーブンの前でジーーっとそのパンを見つめて、

パンを焼くのって、先生の仕事に似ている。
粉から生地を作って、ねって、そこからさらに寝かせて、発酵させて、そしてオーブンでじっくり焼く。後は、信じて、見守る。


うろ覚えなんですがこのようなことが書かれていて、すごく救われた気がしたんです。


ああ。そうだ。

私の力で生徒を変えるなんておこがましい。
手応えなんかなくても、聞いてくれなくても、反抗されても、無駄なように思えても、


今自分がその子にしてあげられることを、愛を持って、全力でするしかない。


後は、パンが焼き上がるのを待つように、


ひたすらオーブンの前で


祈って、信じて、待つ。


その子の人生がどうなっていくのか

もしかしたら、私の一言が、私の指導が

その子の人生のどこかで、活きるかもしれない。

祈って、信じて、待つ。
おまじないですね。


美味しいパンになりますように。
パンの焼き立ての匂いって幸せの匂いですよね。笑
(急に関係のない話ですみません。笑)


この相談していただいた先生にもお伝えしたい。
先生をしていたら、そのような悩みは誰しも持つものだから、自分だけじゃないって思うこと。
そして、今は目に見えなくても、手応えなんてなくても、うまくいってないことでも、先生がちゃんとその子のためを思って、試行錯誤して全力で取り組んているんだったら、それでもういいと思うんです。それ以上できないし、ただひたすた今は手をかけてあげるだけ。

私たちは、今しか関われないから。

どんなにその子が大変でも、言うことを聞いてくれなくても
私たちが関わるの時間は限られています。


だから、無心で、手をかける。

シンプルに。


難しいですが。笑


もし、モヤモヤしそうになったら思い出していただきたいと思います。


新年。気持ちを新たに、シンプルに立ちかえって3学期生徒と向き合っていきたいですね。

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