メチャメチャ厳しい人たちが不意に見せた優しさのせいだったりするんだろうね
このnote読んでくれて…
アリガトウゴザイ…マスッ!
こんにちは、完全に幽白世代ののんたSENSEIです。
この曲、大好きです。みなさん知っていますか?
「微笑みの爆弾」ですよ。
この曲の中にこんな意味の歌詞が出てきます。
なんかパワー湧いてくるのは、普段はめっちゃ厳しい人が不意に見せた優しさのせいだったりするのかなぁ
みなさんは、こんな経験はありませんか?
普段めっちゃ厳しい鬼コーチが、試合に負けたときに急に優しくなって、涙が溢れてきてしまったこと。
普段誰に対してもそっけない対応しかしないあの人が、誰も観ていないところで、困っているお年寄りに優しくしているところを偶然見かけちゃったとき。
普段怒ってばかりの人がほろっと優しくなってホッとすること(ちょっと違うか?)。
こういう現象、感じたことはありますか?
この現象、実は名前がついているということを先日知りまして、その話をご紹介します。
ヤンキーが仕事頑張っているといい人に見える現象
これって、金髪のヤンキーが接客業でめっちゃ丁寧に頑張っているところを見かけたときも感じます。あぁ…この子は悪びれているけど、性根はとってもいい子なんだなぁ。って勝手に感じるアレです。
でも逆に、普段から真面目でおとなしかった人が、突然犯罪を犯すと揃って「そんなふうには見えなかった」って言われますよね。ヤンキーだったらそんなに取り上げられないのに。
そもそも、重大犯罪を起こす人に「普段からヤンキーで素行が悪かった」って話あまり聞かないですよね。世の中そんなもんなんでしょうか。
さて、こんな「普段厳しいのにふとした優しさにキュンとくる現象」に名前がついているんです。
ゲインロス効果
これを、ゲインロス効果と呼ぶそうです。
参考にした本にはこんなふうに書いてありました。
「良い面」と「悪い面」の変化が大きいほど、人に与える影響が大きく、「怖い」から「優しい」に印象が変わった先生は、特別「良い人」に見えたのです。
引用 『ふしぎ現象辞典』 マイクロマガジン社 p48
この本、奥さんが買ってきてくれました。読んでいると「あーこういう現象あるよなぁ」って思います。
そういう、あるある現象に名前がついていて言語化されているから面白いですよ。もし興味があるならポチってみてください(アフィリリンクです)。
なるほど、じゃあ第一印象を悪くすればいいのか!
いや、そうじゃないんですよ…。第一印象は良いほうがいいです。なぜなら、「そもそも第一印象で悪い人は、その後関わろうと思えなくなる」からです。
でも、私はいつも考えるんです。
4月の学級開き、先生と子どもはどんな出会いをすればいいのかって考えます。
第一印象って大切だと思っています。だから、出会った初日から先生がテンパってしまうと、やっぱりその後の先生と子供との関係がギクシャクすることもあります。
ですので、初日はとにかく丁寧に、落ち着いて出会いたいものです。
そして個人的には、「怖い必要はないけど柔らかさと厳しさを両方兼ね備えた先生」として出会いたいなぁって思うものです。
優しさや柔らかさだけではクラスはまとまりません。私が初任や二年目で失敗したときのように、クラスが空中分解してしまいます。
でも、厳しいだけの先生も子どもたちは嫌だろうなぁって思う。私が子供時代も、毎日厳しくガミガミ言われるばかりの先生は嫌だった記憶があります。
なので、きっとどちらかの教師像がいいような気がしています。
普段は厳しいけどふと優しさを垣間見せる先生
普段は優しいけどときに厳しさを見せる先生
ずっと厳しいばかりとか、ずっと優しいばかりでは人間的な魅力を感じないらしいです。
でもたしかに、辛口芸能人がもてはやされたりするし、普段はあんなに温厚な人が声に出して怒ると、「あんなに怒ってる…大変だ」ってなりますよね。
要するにギャップ、なんですよね。
でも人柄に対する印象だけではなく、思い出もギャップが大きいほど印象に残りますよね。
面白いのは、「大変だったこと」が結構いい思い出になったりするんですよね。遠いところまで歩いていってようやくたどり着いたとか、途中で挫けそうになったけど最後まで頑張ったとか。
このプラモデル、もう作るのやめちゃおうかな。でも悔しいから最後までやり遂げよう! そんな思いで作ったプラモってなかなか捨てられないですよね。
そういう意味では、困難を乗り越えたあとに感じる感情って、何ものにも代えがたいものなんですよね。
学校生活も、教師としても、そんなギャップを大切にして、子どもたちにドラマチックな人生をおくっていってほしいなぁって思います。
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