イライラしても弾けないものは弾けない
シンフォニアの15番が思うように弾けない。
バッハのこの曲は9/16拍子というあまり見慣れないもの。
16分音符がずらずら並ぶ。
32分音符もタカタカ並ぶ。
多分バッハはサラリーマンと同じように仕事としてこれも作曲していたんだろうな。
ロマン派と言われる時代のものとは違い、サクッと弾ければおそらくいい曲。
でもね、だからね。
軽やかに弾きたいわけですよ。
三連符ではないけど同音が重なるところ、私が軽やかに弾くとスタッカートみたくなってしまう。
レッスン先のピアノインストラクターはスタッカートではないのだからそんなに跳ねるなと言う。
なるべく離鍵を遅くしよう、跳ねないよう跳ねないよう押さえよう、
いや、でもこの曲は速いんだ。
いつまでも押さえてたら次の打鍵が遅くなるではないか。
YouTubeに上がってるシンフォニア15番を聴く。
あれ。結構スタッカートっぽくない?
インストラクターは跳ねるなと言ったけど、めっちゃ跳ねてない?
なんでこんなギリギリまで離鍵しないよう頑張らないといけないわけ?
YouTube動画では跳ねてるやーん‼️
うまく、この曲がイメージ出来なくなってる。
どう弾けばいいかわからない。
前回のレッスンで狂ってしまった。
なんかヤケクソ気味にとりあえず弾く。
何度も弾く。
自分のイメージがそもそも壊れてしまって構築出来てないのだから、いくら弾いても弾けるはずがない。
ヤケクソ気分がどんどん高まり、どんどん雑になっていく。イライラする。
そんなだからもちろん弾けない。
スピードを上げても指が絡まり打鍵がミスする。
ゆっくり弾くのも何だか癪にさわる。
ピアノを弾いているのに、全然集中できない。
なんでこんなにイライラしながらピアノを弾いてるんだろう。バカだな。
仕事も親の病気のことも忘れて集中したいのに、ただただ雑に弾いてるだけ。
集中できないこと、うまく弾けないことの原因を外に求めたらあかんやろ。
気持ちを鍵盤に持っていけないなら、そんな時は弾かないほうがいいのかもしれない。
せっかくピアノを弾こうと頑張って仕事先から戻ってきたのにね。
また気持ちが落ち着いたらピアノに向かおう。
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