当事者発信と「いいね」について思うこと
どうもSNS大好き人間の呑んです。笑
最近、より赤裸々にTwitter等SNSで自分のことや家のことを発信できるようになってきました。
自分にとって、大きな良い変化だと思っています。
以前の私には、できませんでした。
たぶんその理由は、「いいね」を貰えないと思ってたから。
やっぱり、SNSやってると他人の反応って期待しちゃいませんか?
今までは常に葛藤というか、笑
いやいや、「いいねなんて関係ない!」とか強がることもあったんですが、今はそんな自分の不安を素直に認めてあげようと思っています。
他人から肯定してもらえない恐怖は当たり前に誰でもあるものだから。
ただでさえマイノリティーな暗い複雑化した内情を、自分の傷を、他人に見せてその反応が否定的なものだったら…
そう思うと発信するのってかなり勇気が要るんですよね。
なら発信するなよとか言われるかもしれませんが、知ってほしい気持ちはあるし、以前から書いてるように私は当事者発信の力を信じています。
虐待を防ぐ&虐待サバイバーを支援するために、どうすればいいのか?
そう考えた時、やはり当事者にしかわからないことは多い…
非当事者が良かれと思ってのことだったり、これで充分だろうとしてる支援でも、当事者や経験者から見ると不充分なことが多く、
それによって現在進行形で苦しんでる当事者が救われなかったり、SOSを出しにくくなっている現状が確かにあるんです。
これを変えていくには、やはり経験してきた私たちが声をあげ、様々な「あるある」経験談やこんなことも虐待なんだと、リアルな実情をネットやマスメディアを通じて社会に訴えかけていくことが強いとそう思っています。
虐待はワンパターンじゃない。
様々な条件や内情が絡みつき、グラデーションがあり、謂わばそのグレーゾーンにいて、社会的養護や支援に結びつかない子どもたちがたくさんいる。
私は私にできることとして、グレーゾーンの1人として発信を続けていきたい
ということで、私がまずは「辛い」と気持ちだったり、自分の裏側の内情を話すことで、
それを見た人たちに、自分も支援や治療を受けていいんだって思ってもらえたらな、とか思っています。
虐待当事者ってネガティヴで弱いイメージがどうしてもある。
私はそれが嫌でずっと隠してきたのもあります。笑
だから私はそれのイメージも変えたいなとか。
あとは、成功者の過去として、壮絶な経験の一つとして虐待が語られること。
成功してないと、辛かった過去を語れないのか?
人間のそういった「逆境を乗り越えたエピソード大好き」には辟易する。
辛かった過去を乗り越えなきゃ負けなのか?
成功しないと辛かったことを話せないなんておかしくないか?
辛いものは辛いんだから、自分のペースで向き合っていければいいし、逃げてもいいと思う。
自分のペースでいいんだ。
虐待の過去や家族の問題を解決するなんて簡単に一朝一夕にできることじゃないんだから
だから一見矛盾のように見える葛藤は、発信者として洗礼だったんだなぁと思っています。
最初、すごく勇気が要りました。
わざわざ重い話をするのも…と躊躇っていた時期もありました。でも、
「コエール」で仲間が出来たり、後遺症の治療を進めるにつれて、こんな自分を他人に知ってほしい理解してほしいという自分の気持ちに気がついたんです。
完全に理解されなくていい。
ただ、もうこれ以上本当の自分を隠したくない。ふと気づけば、ひとりで抱え込むのはもう限界になっている私がそこにいました。
すると最近、勇気を出して発信をしていくにつれてどんどん「いいね」をくれる人やRTやリプライ、フォローしてくれる人が、数がなんと増えてきたんです。
これがすごく、すこくすごくすごく嬉しかった!
「いいね」をもらいやすいツイートならわかってる(自撮り、食べ物、ビール、俗にいうリア充アピールetc)…
以前はそういうものばかり選んで投稿していた。素直にいいねが欲しかったし、貰いやすいものだたから。
でも、偽ることに疲れてしまった。
言いたいことや発信したいことはもっと別にあるのにと自分で自分が嫌になるくらい。
本音は綺麗なことばかりじゃない。
だからいいねも最初は付きづらかったです。
投稿してみたはものの、だれもいいねしてくれなかったらどうしようとか内心どきどきしていた自分もいました…
それが最近は本音を受け止めてくれたり、「わかる」と共感してくれるフォロワーさんがどんどん増えてきてくれた。驚きでした。
綺麗なツイートをして何十貰った「いいね」より、私にとっては本音のツイートに対して貰えたひとつひとつの「いいね」が、拡散リツイートが、本当に嬉しいです。
↑以前だったら病みアピールに思われるかもってなって怖くて言えなかっただろう睡眠障害の話。笑
どれも以前の私だったらSNSで書けなかったことばかり。
最初は少なかった反応が、
サバイバーの仲間が返信してくれたり、過去からのフォロワーさんで全く違う分野での方が「実は自分もそうなんです」と言ってきてくれたり、
大好きな恩師が反応して拡散したいと連絡してきてくれたり、!
新しいツイートに反応してフォローしてくださるフォロワー様たちも…
本当にありがとうございます。。。
嬉しいです。
生かされてる。
小さな変化が、でも私にとっては長年勇気が出ずに出来なかった変化が少しずつ出来ている気がします。
本当に、勇気を出してみてよかったし、
今になってしまえばもっと早くにぶち撒けてれば良かった、とか。笑
でも、愛想がいい、いつでも機嫌の良い、人当たりの良い「良い子」になりたかったわたしにはそんなことできなかったんですよね。
以前はネガティブにしか考えられなかったけれど、いまは批判されたとしても、外野に何言われたとしても!自分の気持ちに素直に行動していきたいと思っています。
Twitterは、虐待を受けていた時から支えられてきたSNSです。
今後は、本音を偽ることなく発信できるインフルエンサーで在りたいです。
今回も読んでくださりありがとうございました!