単身赴任家庭の雨の土曜日〜目にうつる全てのことはメッセージだった
今日はオンラインセミナーを午前中に受けた。
単身赴任家庭なので、土日は基本的にはセミナーの予定を入れないのだが、どうしても受けたいものがあったのだ。
なのに、朝寝坊した。
我が家の子供達(娘&息子)
娘が用意した、スクランブルエッグと納豆ご飯を慌てて食べて、準備した。(できる娘です、、)
zoomって疲れる。
終わって、寝室で寝転んでいた。
すると、息子がやってきて、
コップにお茶を入れてきてくれた。
「ママ、お茶栄養満タン。元気でるよ」
可愛い。
一口いただく
満足気に去っていく息子
すると、またコップを持って現れた
「これは麦茶。(ちなみに1杯目は緑茶)混ぜると栄養満タンだよ」
寝具の横で麦茶と緑茶を混ぜる。
ここではやめてーという気持ちをぐっとこらえ見守る。
なんとか溢れず、ギリギリおさまったので、ホッとしつつ、また一口いただく。
すると、またコップをもって登場した息子。
次は水だ。
なんで3つ??
一口いただく。
再度登場の息子。
次はなんだ?
自分のアレルギーの薬を3つ持ってきた
「一応飲んでおきなね」と。
笑ってしまった。
薬1個につきコップ1杯ということか。
そして、お腹をさすって、「ママ元気になれ元気になれ」と言う息子。
可愛い。可愛いとしか言いようがない。
声大きめ、すぐ怒る、すぐ拗ねる、あれ?もうすぐ4歳ですが、イヤイヤ期って定期的に来るの??というくらい、暴れん坊な息子。
2人目は楽だよーの定説を見事に裏切った息子。
でも、こういう瞬間に、もう全部帳消しになるほどの破壊力がある行動をとるのが息子だった。
単身赴任大変じゃない?とよく聞かれる。
土日はさすがに大変だ。
加えて、雨の日。
なかなか車で何処かに出かけられる状況でもない。
さて、3杯のコップで元気をもらったので起き上がる。
「何して遊ぼうか?」
リビングに行って子供達に声をかける。
何かしなきゃなぁと考えていると、娘がそっと隣に来て声をかけてくれた。
「ママ、たまには一日中パジャマで、ただゴロゴロするでもいいんだよ」
娘は、よく、こうやって優しい言葉をかけてくれる。聖母のように私を包み込んでくれるのだ。
こういう時、私は「やさしさに包まれたなら」のあのイントロが脳内で流れだす。
子供達の優しさに触れると、そこはジブリの世界に変わるのだ(魔女の宅急便とトトロしかみたことないけど)
お言葉に甘えて、再び寝室で布団に寝転んだ。
「優しい子供達だよね。単身赴任も全然やれる。有難い」私は夫にLINEした。
その数分後、息子の手が娘の目に当たったとかで、揉めだし、二人で泣きながら、寝室にきた。
どっちの味方もしない主義の私は、中立の立場で話を聞く。
解決しない。
うるさい。ただただうるさい。
さっきまでの私のやさに包み込まれていた、あの感情は??
「やさしさに包まれたなら、きっと、目に映る全てのことはメッセージ」
私は起き上がった。
「なんかして遊ぼっか」
二人とも泣き止んだ。
つまり「起きろ」というメッセージだったのだろう。
そんな、雨の土曜日だった。