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グッゲンハイムは建築とビジョンを結ぶ

昨年、グッゲンハイム美術館の新しいビジュアルアイデンティティー(VI)が発表されましたね。

ニューヨーク(アメリカ)、ビルバオ(スペイン)、ヴェネツィア(イタリア)、アブダビ(アラブ首長国連邦、2025年開館予定)、世界に点在する美術館を運営するグッゲンハイム財団の統一ブランド化です。

新しいVIをデザインしたのは、イギリスのデザイン会社ペンタグラムのハリー・ピアース氏。グッゲンハイムを世界有数の文化ブランドとして確立するために、4つに点在する美術館を一つの集合体として捉え、現代的でフレッシュなデザインでまとめることを目的としたリブランディングをしました。

グッゲンハイム美術館といえば、アートと同様にその建築でも世界的に称賛されています。ニューヨークでは螺旋状のインパクトから、ビルバオでは大きな未来的な船のようで、ヴェネツィアでは川沿いに佇む宮殿。これらの建築が今までの美術館のブランドになっていて、今回のVIにおけるブランドスローガンの理念となっています。

「ひとつのブランド、ひとつのコンステレーション、ひとつのビジョン、多くの体験」

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