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濃ければ良いわけではない。

見えてきた波動の世界
りんごがいっぱい落ちている
富澤 勇

偶然古本屋で手にした本です。
かなり興味深い本で、内容も幅広いです。

全部を紹介したいところですが、
一点だけ特に驚いたことがあります。

それは、タイトル通り、
濃ければ、良いわけではない、という話です。

たとえば、何かの健康成分が含まれたエキスがあるとします。

普通に考えれば、成分が多い、
濃いものが良い、
と思ってしまいます。

現にサプリメントでは、
アントシアニン、
鉄分、ビタミンC
などの成分表示が目立ちます。

この本で言われているのは、
成分が濃いと人体に吸収されにくくなるそうです。 

要は「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

逆に薄い方が吸収が良く、
相当薄めてやっと濃度の濃いものと同じくらいの吸収率になるようなこともあるそうです。

薄い方がよく効く、普通の考えと真逆ですね。

中国の漢方では、一番煎じをあえて捨て、
二番煎じを使うこともあるそうです。

もちろん、種類によるとは思いますが、

これまでは私は吸収率に関してはあまり意識していませんでした。

そして、述べられている濃度自体、驚くほど薄い。

さらに、有害物質のことも述べられています。

たとえば、ひと昔話題になっていた環境ホルモンのことです。

薄いものの例として、

缶詰の内部コーティング、
プラスチック
洗剤/シャンプー等

薄いけれども、
長期間にわたって接触/使用すると、

健康に大きな害が生じている例が挙げられています。


薄くて、じわじわと長期間にわたって人体に入る。

有害な物質が体内に取り込まれ、

長年で積み重なると様々な健康異常が生じています。

薄いが故に、有害物質が体内に入りやすい、という恐ろしい話です。

ふと考えてみると、東日本大震災の後に原発の汚染水が海に流れ込んでいるはずです。

当然、海は広く、海流もあるから有害物質は薄まる。 

しかし、薄まったとしても、有害物質は消えるわけではない。

むしろ体内への吸収率が高いと考えると恐ろしくなります。


話がそれそうになりましたが、要は「濃ければ良いわけではない。」を
頭に入れておきます。

ビタミンCがレモン〜個分、
セサミンが〜パーセント多い、
イヌリンが〜パーセントも多い、

などなど、一見、体に良さそうですが、

吸収率については殆どが調べられていないのではないでしょうか?

よくわからない濃度なら、
安全な野菜から栄養分を取れれば、良いと思いました。


他にもたくさんの興味深い話が書かれた本ですが、

またあらためて紹介したいと思います。

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