端材の活用 木工の手作り枕
手作りでできた枕が、
私の場合、深く眠れるようです。
手作り、とはいっても枕を作る
つもりでもなかった木材の活用です。
たまたま余っていた木材を
組み合わせると、
ちょうど良い高さの枕になった、
というだけのことです。
約5cm程度の高さです。
枕としては、低いですが、まず首を
支える位置が絶妙の高さです。
要は、気道を確保していること、
さらに低い位置だから空気がスーッと入る。
体が楽なわけです。
市販の枕をこれまでに
何種類か使っていましたが、
いつしかバスタオルを折って重ねるような
自作枕が結局のところよかったです。
ただ今回の木材は絶妙の高さで、
ほぼ完璧なような枕になりました。
空気が最もよく通る位置で
自然と頭を軽く支える。
最も空気が入る位置だから、
寝がえりもない。
深く眠れているのは、よくわかります。
目覚ましなしで、4時半頃に起きる。
しかもスッと、起きれる。
他にも色んな要因はあるとは
思いますが、気道の確保は大きい。
深く眠れていることはよくわかります。
偶然の副産物ですが、
この類で手作りが意外にもよかったことは
時々あります。
たとえば、本を読む時に使うしおり。
作ったとしても、
決して自慢できような
木工品ではありません。
ですが、色々と制作するのはいいですね。
(うまい、下手はべつですが。)
「安易に買ってはいけない
考えて作りましょう、」
といった北アメリカ先住民の
話を思い出します。
薬草の材料の話だったかと思うのですが、
たりないものを街中で買うのではない。
「自分で探し出せ、
あるいは誰かに
分けてもらえるよう働きかけろ、」
みたいな内容の話がありました。
(わけてもらえるように、とは奥が深そうな表現です。
せこいことではなく、誰かに親切にする、裏表のない考えや生き方をしろ、ということでもありそうです。)
スマートフォンのスタンド、
pc用のキーボード台、パームレストと
いったもの、売られていますが、
よくよく考えれば、作れそうです。
人間工学等を考えて作れば、難しそうです。
でも、そこそこ使えるものは、
工夫次第でできそうですね。
しかも完全オリジナルです。
木材の端材を活かせば
色々できそうです。
以前、
竹の枝を集めて束ねて作られた
竹ボウキ、
ホームセンターで500円くらいでありました。
安かったから思わず買ってしまいました。
こんなのは彼らに言わせれば、
買っちゃダメなパターン
ですね。
竹薮があって、竹だらけだから
自由に作れるはずです。
うまい下手、できるできないの
話ではない。
とりあえず、やってみたらいい。
何か形になれれば、
活用するだけです。
無駄金を使うこともなく、
買っては不要になるような後悔もない。
頭を、手を使って、作りましょう、
というような教えでもあるわけです。
細かな改善や工夫はあとあとやればいい。
野菜作りでも言えることかもしれません。
作りましょう、環境があるならば。
というわけで、山に自生している薬草は
いっぱいあるわけです。
道の駅で安いからといって、ドクダミ茶を買うんじゃない、
サツマイモがないなら、
植えなかった自分が悪い。
植えてなかった野菜、
ゴボウを買いました。
(今年初めて買った野菜は
ゴボウでした。)
自給とまではいけていないですが、
なるべく作れそうなものは、やってみよう。
こんな軽いノリが意外にも
大事に思えてきました。
というのも、燃やされる寸前だった木をうまく活かせたわけです。
木を切る時の、ノコギリの感触、
やすりで磨くときの程よい運動。
そしてシンギングボウルでいい音を
聞けた時。
ちっちゃくて些細な感動みたいですが、
まぁ、買えば感じなかった世界が
あったわけです。
枕なんて、すごいと思いました。
いびき、寝返り、不眠症、一気に解決したような感じです。
色んな高級枕が世の中にはあるようです。
きっと、どんなものよりも
手作りバージョンの方が良さそうです。
適度に何か作る、
端材でも活かせば
いい世界、
ありそうですね。