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来年に向けての大いなる野望

私にとって今年一番のエポックメイキングは、作家・平野啓一郎を知ったことだ。
映画に導かれての出会いだったが、読書力がまだ残っているうちに出会えてよかったと思う僥倖だった。

今の段階では「ある男」と「本心」を読了しただけだが、来年からは「平野啓一郎全作品読破」を目指したいと思う。
1年では無理だろうから、これからのライフワークにしたいと思う。

「ある男」については、映画との対比をしながらなんとか感想が書けたが

「本心」は「ある男」以上に深い感銘を受けた。一部の隙も無い小説だ、とすら思った。
だからこそ、うまく纏めることができないでいる。
1ページごとに、感じ考えたことを書きとめて置きたいくらいだ。
じっくり時間をかけて感想文を残したいと思っているが、とりあえず今は「読了」だけを記録しておく。


野望とまでは言わないが、来年の展望としてはもう一つある。
これもささやかなライフワークと思っている手芸について、来年は洋裁をメインにしたいと思っている。

私は長い事、洋裁は苦手だと思っていた。
中学校の家庭科での課題を、一つとして完成できたことがなかった。
当時はまだ足踏みだったミシンもうまく使えず、袋一つ縫うのにも苦労して居残りになったこともあった。

でも刺繍や編み物は好きでできたので、手芸はささやかな趣味になった。
縫うのも、手縫いは楽しく、育児がひと段落してからはパッチワークも始めた。

そしてある時(20年ぐらい前かな?)、今どきのミシンはとても進化していることを知り、その当時としては最新式の電動ミシンを買ったら、ほとんど勝手に縫ってくれるような優れもので、それ以来ミシンもたまには使うようになった。

しかしそれからまた幾年月。
袋ものぐらいは作ったが、立体物はまだ縫ったことがなかった。
そして今年、毎月愛読しているNHKの「すてきにハンドメイド」のテキストに載っているブラウスがどうしても作ってみたくなって、思い切ってトライ。

出来た。
ちゃんと着ることができるものが完成した。

感動だった・・・60を過ぎてからこんな「初めての喜び」に出会えるとは。

と言うわけで、今は洋裁熱が上がっているところなのだった。
作りたいものはたくさんある。
エプロンにワンピースにパジャマに・・・
考えるとワクワクする。


来るべき年に向けて、目標も定まったことだし、今日から年末仕事に本気出そう。
頑張るぞー。





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