改めて、立ち位置について
『感受体のおどり』の音読をしてみて、その傍らでnoteを書き増していく、ということを始めて一ヶ月。
改めて、スタンスについて。
作者の黒田夏子さんは、会見でこのようにお話しています。
『感受体のおどり』に限らず、黒田夏子さんの作品を丸ごと受け止めて、黙って大切にされている方にとっては、このnoteは全くの余計なお世話だと思います。
そもそも、黒田さんにとっての余計なお世話であるかもしれません。
一度は読んだ、という方には、「そんなこと書いてあった?」と、もう一度本を開く機会になればいいかなと思います。
買ったけれど積ん読してる方には、どこからでもいいから、というか、先頭からだと読み進められないならばなおさら、このnoteで「え?」と、心にひっかかった章を読んでみることから積み重ねてみたらどうかなと思います。
書店で(たぶん十年近く前に)手に取ってパラパラ、でおしまいだった方、名前だけ聞いたことある方、評判だけ聞いてスルーした方。
文藝春秋サイト「本の話」に「試しよみ」が途中まであるので、ちょっと読んでみることをおすすめします。
とりあえず図書館で借りてみるのもあり。古本屋で探すのもあり。
とりあえず手に取ってみたら、私が黒田夏子さんの本に出会った時のように「意外としっくりする」かもしれません。
「作品をそのまま受け止める」という体験に出会うにしても、まず本を開いてみなくては始まらない・・ということで、このnoteが、そのとっかかりになるといいなあと考えています。
以上